2023年5月1日(現地時間)に開催されるメットガラ(MET Gala)では、ファッション界の偉大な才能の一人だったカール・ラガーフェルドを称える。ニューヨークのメトロポリタン美術館での特別展を祝す毎年恒例のイベントで、アナ・ウィンターとともに共同ホストを務めるのは、ペネロペ・クルス、ミカエラ・コール、ロジャー・フェデラー、そしてデュア・リパだ。
今年の顔ぶれは、ポップカルチャーのあらゆる領域にわたっている。『パラレル・マザーズ』(2021)で4度目のオスカー候補となったペネロペ・クルスは、カール・ラガーフェルドのミューズでもあった。また、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)でワカンダ王国を守る戦士のアネカを続投したミカエラ・コール、セカンド・アルバム『フューチャー・ノスタルジア』を引っさげたワールドツアーを大成功に終えたデュア・リパは、ともにエンタメ界をリードする存在だ。一方で、男子テニスの頂点に20年間君臨してきたロジャー・フェデラーは昨秋に引退を発表し、現在は自身の慈善財団に力を注いでいる。
昨年9月、メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティチュートはシャネル(CHANEL)、フェンディ(FENDI)、クロエ(CHLOÉ)などのメゾンを率いた多才なデザイナーに敬意を表し、『カール・ラガーフェルド: 美のライン(Karl Lagerfeld: A Line of Beauty)』と題した展示会を開催することを発表。彼が携わったすべてのメゾン、そして彼自身のブランドから150点以上のオリジナルルックが、それぞれの基となったスケッチとともに集結する。また会場デザインは、建築家の安藤忠雄が担当する。
Text: Christian Allaire
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