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セレブにみる、タトゥーの落とし穴。

セレブたちの間ではタトゥーは当たり前になっているが、必ずしも気に入っているわけではない模様。アポストロフィーが抜けた「Times Up」の文字を腕に描いてパーティーに参加したエマ・ワトソンや、「Vivere senza rimipianti(後悔せずに生きる)」と「i」をひとつ多く入れてしまい、一生後悔する事になったヘイデン・パネッティーアなど、セレブを襲ったタトゥーの落とし穴を探ります!

アカデミー賞アフターパーティーでは、エマ・ワトソンの腕が注目の的に!

結果的には逆に「Times Up」がフォーカスされて、エマ的にはおいしかったかも! Photo: Shutterstock/AFLO

今月の頭に行われたアカデミー賞のアフターパーティーで、エマ・ワトソンの右腕に書かれたフェイクタトゥーが誤字ではないかと話題になった。エマはセクハラ撲滅へのサポートを示すために、「Times Up」という偽のタトゥーを右腕にパーティー会場へと現れた。優等生のエマがフェイクとはいえタトゥーをしているだけでもインパクトがあるのだが、SNS上ではこのタトゥーに対し「もしかしてスペルミス?」や、「Time's Upのアポストロフィーが抜けてるみたい?」という声が駆け巡った。これに対しエマはすぐにツイッターで「フェイクタトゥーの校正者を募集中。アポストロフィー経験者必須」とジョークで反応をして笑いを誘った。フェイクタトゥーのアポストロフィーが抜けることだけでも大きなニュースになるため、セレブは大変だ。

ギャングスタ役を熱演するも、腕に似合わないタトゥーのジャスティン・ティンバーレイク。

せっかく熱演するも、タトゥーばかりが記憶に残ってしまったジャスティン。 Photo: Splash/AFLO

フェイクタトゥーつながりであれば、ジャスティン・ティンバーレイクも負けていない。もちろんジャスティン本人はタトゥー愛好家で、いくつもリアルタトゥーがあるが、06年に出演した映画『アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン』では、役作りでたんまりフェイクタトゥーがほどこされた。なぜなら今作でジャスティンが演じたのは、ギャングスターを気取る誘拐犯役だったからだ。彼の体には漢字デザインのタトゥーが多くほどこされたのだが、タトゥーデザイナーが痛恨のミスを犯してしまう。ジャスティンの腕に大きく書かれた「溜冰」の文字、実は中国語で「スケート」を意味するからだった。マッチョな男性が入れるにはちょっと優しすぎた……。翻訳者を募集すれば良かったかも!?

自作タトゥーなので誰も恨めないライアン・ゴズリング。

Photo: Venturelli/WireImage

ローファィなタトゥーが多いのがライアン・ゴズリング。ファーストタトゥーは左腕に入れたシェル・シルヴァスタインの絵本「大きな木」の表紙。幼い頃に母親が読んでくれた絵本を選んだわけだが、ライアンは2010年のカンヌ国際映画祭時の取材で「あの本はメチャクチャで、物語は最低。最後に木は木株だけになって、爺さんがその上に座っているんだよ。主人公は死ぬまで木を利用しただけなのに、まだ木になりたいかって? ふざけんな。俺は木になんてなりたくねぇ」と本自体は気に入っていないようだ。

とはいっても、ここで話すのはこのタトゥーではなく、彼のサードタトゥー。左肘に入っている3つ目のタトゥーは、「本当はハートの血が滴っているモンスターの手のつもりなんだけど、タトゥーキットで自分で彫ったから、サボテンみたいになっちゃったんだ」とのこと。自身でもあまり気に入っていないが、それもご愛敬というスタンスであきらめているライアン。いかにも彼らしいエピソードだ。

スペルミスに泣いたヘイデン・パネッティーア。

2013年にタトゥーを取り除いている最中の姿をパパラッチされたヘイデン。 Photo: Splash/AFLO

二十歳のときに左の背中に「Vivere senza rimipianti」のタトゥーを入れたヘイデン・パネッティーア。当初嬉しさのあまりか、イタリア語で「後悔せずに生きる」という意味のタトゥーをさまざまなところでひけらかしていた彼女だが、すぐに「rimpianti」という後悔を意味する単語がミススペルだとの声が集まる。そう、正しくは「rimpianti」のところ、彼女のタトゥーには「rimipianti」と、「m」の後に「i」が一つ多く入りすぎていたのだ。最後は自分でスペルミスをネタにしていたが、やはり我慢がならなくなったのか、4年後に除去に取りかかることに。「後悔せずに生きる」はずが、「後悔ばかり」のタトゥー体験となってしまった。

若気の至りで入れたタトゥーに後悔しまくりのニコール・リッチー。

うなじに掘られた赤いリボン&Nicoleの文字。確かに大人の落ち着いた女性になったニコールには似合わない!? Photo: Splash/AFLO

体全体で6カ所にタトゥーが入っているニコール・リッチーは、実はすべてのタトゥーを後悔しているそうだ。今やすっかり良きママとなった彼女だが、若いころは破天荒だった。タトゥーもそんな時代(10代から21歳にかけて)にすべて入れている。中でも彼女が一番後悔をしているのが、赤いリボンの下に自身の名前という、うなじに入っている1点。「もっとひどいタトゥーを入れている人は山のようにいるから、そこまでひどいとは思わないけれど、今の自分だったら絶対に入れないモチーフなの」だという。

ちなみに彼女の夫のジョエル・マッデンは両腕びっしり、義兄のベンジー・マッデンも顔&首にタトゥーを入れているため、ニコールは自身の二人の子どもたちがこの二人を見て、タトゥーは恥ずかしいものだと感じ、絶対に入れたくないと思って欲しいのだとか。

ゼイン・マリクは元カノのタトゥーをどうするのか!?

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一度破局をするもすぐにヨリを戻し、2年以上にわたって順調交際を続けてきたゼイン・マリクジジ・ハディッドが先日破局を発表。円満破局をうたいながらも、ゼインがジジだけでなく、ジジの母ヨランダ・ハディッドのインスタをアンフォローしたことで、ファンの間では大きな衝動が広がっている。そんなゼインの胸には、ジジの目と言われているタトゥーが。今後このタトゥーがどうなるのかも、ファンの気がかりの一つ。なぜなら、ゼインはかつての婚約者だったペリー・エドワーズのイラストを二の腕に入れていたのだが、破局を迎えた後それを黒く塗りつぶして違うイラストにしているからだ。

ジョニー・デップはかつて恋人だったウィノナ・ライダーの名を腕に彫るも、破局後はそれを修正。アンジェリーナ・ジョリーも左腕に大きく入れていたかつての夫ビリー・ボブ・ソートンの名前を消し、その上から違うタトゥーでカバーをしている。マーク・アンソニージェニファー・ロペスとの破局で右手首の彼女の名前を別のタトゥーにしている。彼氏や彼女の名前をタトゥーで刻むのは愛の証なのかもしれないが、破局した後のことを考えると一歩踏みとどまったほうがいいのかも!?

Text: Rieko Shibasaki