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ゲイリー・オールドマンが辻一弘を説得して特殊メイクをお願いしたエピソードを披露。

2018年1月23日、第90回アカデミー賞にノミネートされた作品や映画人たちの名前が発表。その中に、映画『ウインストン・チャーチル / ヒトラーから世界を救った男』で主演ゲイリー・オールドマンの特殊メイクを担当した辻一弘氏がメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネート。少し前に、米人気トーク番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon (ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン)」で、辻氏について語るゲイリーの貴重なエピソードを紹介。
Photo via YouTube/ The Tonight Show Starring Jimmy Fallon

番組司会者のジミー・ファロンがまず、本物のチャーチルの写真(左)と、ゲイリー・オールドマンが映画の中で演じたチャーチルの写真を紹介し、「どうやってここまで似せることができたのか?」「本当に信じられない!」を連発。

Photo via YouTube/ The Tonight Show Starring Jimmy Fallon

すると、ゲイリーは、「これができるのは、世界でたった一人の男しかない。それがカズヒロ・ツジだ。彼は日本人のアーティストで、実は、映画ビジネスからすでにリタイアしていたんだ。なぜなら、俳優は特殊メイクのために何時間も座っていられないから。しかし、僕が直接、『プリーズ、プリーズ、プリーズ』とお願いをしたんだ。この仕事の後は、再び(現代美術)アーティストに戻ったと思うよ」と語っています。

Photo via YouTube / The Tonight Show Starring Jimmy Fallon

実際、ゲイリーがチャーチルに変身するためには、顔だけに3時間以上かかり、全身を含めて4時間弱。12時間の撮影をした後に、特殊メイクを取るのに1時間かかったとか。2:55 あたりから説明しています。

その他には、ゲイリーがいかに人のモノマネが上手いかという話で盛り上がり、買い物に行く時にちょっとだけロバート・デニーロのモノマネをしてみたり、息子を起こす時に電話口でクリストファー・ウォーケンの声を使ってみたリ。ちなみに、ゲイリー・オールドマンも第90回アカデミー賞主演男優賞部門でノミネート。主演した映画『ウィンストン・チャーチル / ヒトラーから世界を救った男』は作品賞でノミネートされました。そして、辻一弘氏は今回のノミネートが3回目です。前回2回は共同ノミネートで、映画『もしも昨日が選べたら』(2006年)とエディ・マーフィ主演の『マッド・ファット・ワイフ』(2007年)でした。3度目のノミネートで受賞になることを祈って!アカデミー授賞式は3月4日です。

Mihoko Iida