ゲイリー・オールドマン / Gary Oldman
1958年3月21日、イギリス・ロンドン生まれの俳優。溶接工だった父親と母親のもとに生まれる。父親はアルコール依存症で、ゲイリーが7歳の頃には、家族を置いて家を出たという。幼い頃からピアノなど音楽に親しんでいたが、1971年の映画『青春は悲しみの淵に』でのマルコム・マクダウェルを見て、演技の道を志すようになる。ロンドンの王立演劇学校への入学は叶わなかったものの、奨学金を得てローズ・ブルフォード・カレッジに進学し、演劇を専攻。卒業後は舞台で活躍し、1980年代前半には数々の賞を受賞した。 1982年の『Remembrance』で映画に初出演。そして1986年、『シド・アンド・ナンシー』でセックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスを演じて一躍注目を浴びる。1991年、オリヴァー・ストーン監督作『JFK』でハリウッド大作デビュー。これを機に、1990年代には『ドラキュラ』『トゥルー・ロマンス』『レオン』『フィフス・エレメント』など数々の映画で強烈な印象を残し、アクの強いキャラクターを演じれば右に出る者はいないと言われるほどの存在感を発揮していく。1997年、ロンドンを舞台に労働者階級の家族の日常を描いた『ニル・バイ・マウス』で監督デビュー。本作は英国アカデミー賞で英国作品賞を受賞した。 2004年の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』より、同シリーズにシリウス・ブラック役で出演。クリストファー・ノーラン監督による『バットマン』三部作でも脇を支える重要なキャラクター、ゴードン警部補役を演じた。その演技力は高く評価されていたもののオスカーとは無縁で、2011年の『裏切りのサーカス』で初めてアカデミー賞にノミネート。そして2017年、チャーチル首相を演じた『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で、念願のアカデミー賞主演男優賞を初受賞した。 私生活では4度の離婚歴があり、最初の妻レスリー・マンヴィルとの間に長男、3人目の妻ドーニャ・フィオレンティーノとの間に2人の息子をもうけている。2人目の妻ユマ・サーマンとは約2年で離婚したほか、イザベラ・ロッセリーニと交際していた時期もある。2017年、5人目の妻となるアートキュレーターのジゼル・シュミットと結婚した。