気付くとロゴに囲まれている。
クルーズツアー公式ハイヤーやレストラン、パーティ会場のDJブースやテラスのデッキなど、ルイ・ヴィトン主催の会場などにさりげなく、でもそれなりに主張していたブランドのロゴ。ふとしたときに目に入るロゴに、ルイ・ヴィトンのツアーに参加しているという実感が湧く。でも、見つけに行かないと目に入ってこない、小粋に装飾されたロゴを見るたびに、何だか誇らしい気分になる。
チェックインして部屋に入ってすぐに開けたくなるオシャレなツアーグッズ。今回キュンとしたアイテムは、コレクションでコラボしたアメリカン ヴォーグのグレース・コディントンが描いた、彼女の猫や犬のスケッチのステッカー。思わず広げて見てみたくなった。
鉄仮面の島でのランチは、LVスペシャルなおもてなしで。
ショー当日のお昼は、カンヌ対岸にあるサントマルグリット島にて、ルイ・ヴィトン主催のランチ。この島は、17世紀のフランスに実在した人物(レオナルド・ディカプリオが主演した映画『仮面の男』で演じた鉄仮面の男)、伝説ではルイ14世の双子の兄弟と言われた男が幽閉されていたことで有名。
レストラン、ラ・ゲリテは、野菜や魚料理を中心とした地中海料理で知られる場所。ビーチに面したレストランへは、カンヌから船で直接乗りつけたが、これはルイ・ヴィトンによるスペシャルなおもてなしによるもの。
EXO、セフンの人気の凄さ。
ショーに来場したセレブリティは、ジェニファー・コネリー、レア・セドゥ、エマ・ストーン、EXOのセフン、シエナ・ミラーなど豪華な顔ぶれが揃った。なかでもEXOのセフンの人気は高く、山の奥のような場所にある会場にもかかわらず、外には韓国人ファンだけでなく、フランス人のファンの女の子たちが駆けつけ、ショーが終わるまで彼の出待ちをしていた。
エキセントリックさへのオマージュ。
会場となったサン=ポール=ド=ヴァンスにあるマーグ財団美術館は、60年代に建築家ホアン・ルイ・セルトによって建てられた。アートを愛するマグリットとエメ・マーグによって建設された美術館には、ミロ、ジャコメッティ、シャガールを始めとする現代アーティストの作品が展示されている。
ショー終了後、ルイ・ヴィトン、ウィメンズ・コレクションのアーティステック・ディレクター、ニコラ・ジェスキーエルは、このコレクションはエキセントリックなテイストを持つ人びとやスタイルへのオマージュであると言い、バッグなどに見られたアメリカン ヴォーグのグレース・コディントンが描いた、彼女の猫や犬のデッサンとのコラボレーション(彼曰く、“関係ーリレーションシップ”)について語った。また、この美術館にある作品からはシルエットやボリューム、グラフィックなどを参考にしたと話してくれた。