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フィービー・ファイロが9月にカムバック!自身の名前を冠したブランドを設立

フィービー・ファイロがファッション界へ帰ってくる! 2023年2月9日、突如インスタグラムのアカウントを開設し、今年9月に自身の名前を冠した新たなファッションブランド「PHOEBE PHILO」を始動することを発表した。

Photo: Jamie McCarthy/WireImage

フィービー・ファイロが帰ってくる! 2023年2月9日、突如インスタグラムのアカウントを開設し、今年9月に自身の名前を冠した新たなファッションブランド「PHOEBE PHILO」を始動することを発表した。このデビューコレクションはオンライン上で披露されるが、7月より公式サイトの登録ページが立ち上がる予定だ。

ファイロは、1996年にセントラル・セント・マーチンを卒業。1997年から2006年までクロエ(CHLOÉ)でキャリアを積み、2001年にステラ・マッカートニーがクロエのクリエイティブ・ディレクターを退任した後、その後任を務めた。その後、2006年には子育てのために一時デザイナー職を離れたが、2008年にセリーヌ(CÉLINE)のクリエイティブ・ディレクターとして鮮烈なカムバックを果たした。

2017年12月、セリーヌがファイロの退任を発表した際は、世界中の女性たちに衝撃が走った。2018年3月に発表された2018年秋冬シーズンがラストコレクションとなった。

2008年のセリーヌ就任以来、10年間にわたりブランドの再建に尽力し、多大な貢献をもたらしてきたファイロ。バッグコートなど、彼女が生んだヒット商品やアイコニックアイテムは数知れず。ミニマルで気負いなく着用できる真のリアルクローズとして、21世紀の女性像を追い求めたデザインは、多くの女性たちから絶大な支持を得てきた。

約5年間の沈黙を経て、ブランド設立を発表

Photo: Michel Dufour/WireImage

セリーヌ退任当時は、他のブランドへの移籍の噂が立ち上がるなど様々な憶測が飛び交ったが、正式な発表はなかった。そして今、約5年間の沈黙を経て、彼女の新章がベールを脱いだ。

彼女が手がける服は、ミニマルでありながらも艶やかさを備えている。時代のムードを捉え、女性たちが望むリアルなラグジュアリーを軽やかに表現するのだ。「全てのアイテムが欲しくてたまらない」。そんな高揚感を世界中の女性たちに再びもたらしてくれることを期待したい。

Text: Mayumi Numao