都内からサクッと海目の前の絶景へ
ホテル自体のおすすめポイントは山ほどありますが、その前にまず推したいのが、立地。私自身、熱海にセカンドハウスがあるので馴染み深い土地なのですが、なぜ選んだかというと、電車で都内から瞬時に行けるから。品川から新幹線で30分強なので、週末急に時間ができた時などでもふらっと訪れることが可能なのです。熱海パールスターホテルは、駅からも徒歩圏内で、しかも海の目の前。道路を1本渡れば海岸という好立地です。
温泉宿は静寂の時間が過ごせるけれど、部屋数が限られると予約も困難、そして交通が不便なところが多い。一方で、大型ホテルは便利だけれども賑やかだったり自然が感じられなかったり……。その両社のいいとこ取り(&デメリット解消)をしているのが、このパールスターホテル。地の利がいいのに海があり、そして全体的に静かで部屋は十分に寛げる空間なのです。
部屋の露天風呂と大浴場のインフィニティでお風呂三昧
泊まってみて何よりも最高だったのが、温泉!部屋のほぼすべて(全87室のうち81室)がオーシャンビューで、しかもそのほとんど(81室のうち58室)にテラスがあり露天風呂が付いているんです。朝起きたら朝日と海を見ながら、夜は月を眺めながらの至福のバスタイムが叶うという。
それだけでも大満足なのに、最上階には大浴場も完備。外には全長12mものインフィニティ温泉があり、屋内にはドライ&ミストの2種のサウナと炭酸風呂、水素風呂が。私はこれらすべてを1時間くらいかけて、2周半くらい楽しみました。しかも1日2回!
落ち着いた和モダンインテリア
室内インテリアは、和紙やウッドを基調にしたモダンかつ温かみを感じるテイスト。部屋からの景色はほぼ海と空だけなので、外を眺めるだけで脳からのセロトニン分泌を感じるくらい心が休まります。ちなみに、一番大きな120平米ほどあるプレミアスイートは、ツインのベッドルームが2部屋と、大きなリビングには畳コーナーもあるそう。6人まで可能なので、家族や友人家族との宿泊にオススメかもしれません。
特別なオケージョンにもぴったりのレストラン
熱海にはもちろん、お寿司から海鮮居酒屋さんまで素敵なお店が多くありますが、スペシャルなオケージョンでリッチに楽しみたい場合、なかなか見つけるのは大変かもしれない。というときに、パールスターホテルはものすごい便利だなと思いました。
メインのレストラン勢はとても大きなダイニングフロアに集約されていて、和食、お寿司、ローカルガストロノミー、鉄板焼き、バーの5つが半シームレス的に並んでいます。今回セレクトしたのは「日本料理 舳」という和食。お造りから冬瓜とアワビ入ったお椀、伊勢海老と野菜の炊き合わせなどなど、、、旬な素材を使った品々は十分すぎる量なのにどれもが繊細な仕立てで、大満足でした。しかもソムリエさんが地元の日本酒からワインまで、各お皿に合うものをレコメンドしてくれます。
特等席で花火鑑賞
この日はちょうど花火大会!食事が終わる頃にスタートしたので、レストランのテラスからお酒を飲みながら、こんな絶景を拝むことができました。ちなみに熱海海上花火大会は、年内は12月4、18、24日。1月〜3月はお休みですが、また4月から月に何度か定期的に開催される予定です。
和食やお寿司を頂きながら、目の前に広がる花火を特等席で楽しめるというのも、パールスターホテルの大きな利点の一つ。宿泊せずとも、レストランのみの利用というのも良いかもしれません。
お風呂の合間には、スパで極楽タイム
室内の露天風呂→大浴場と、食事以外はとにかくお風呂を堪能していたのですが、その合間には「庵SPA 熱海」でスパにもトライ。桜やヒノキなどのオリジナルアロマの香りで癒されながら、ハンドマッサージで1時間の極楽タイムを過ごしました。
都心からあっという間に到着し、温泉やスパで癒され、リッチな食事を頂けて、常に目の前には海と空が広がる──普段、忙しい日々を送っている人にこそオススメしたい新スポットです。
熱海パールスターホテル(https://pearlstar.jp/)
