メットガラ2024のベストドレッサー集──最も印象的だったレッドカーペットルックを総括
5月6日(現地時間)、ニューヨークのメトロポリタン美術館で催されたメットガラ2024。壮大なレッドカーペットのスペクタクルから、ハイライトを厳選してお届け。
ファッション史において最も記憶に残る瞬間を生み出してきたメットガラ。5月6日(現地時間)の夜もまた、ニューヨークメトロポリタン美術館コスチューム・インスティチュートの特別展『Sleeping Beauties: Reawakening Fashion(眠れる美:ファッションの目覚め)』のオープニングを飾るこのイベントで、今年のドレスコード「The Garden of Time(時間の庭)」をそれぞれの方法で解釈したセレブたちによるレッドカーペットルックのスペクタクルが繰り広げられた。
そのベストドレッサーリストに真っ先に名を連ねるのは、共同ホストを務めたゼンデイヤだ。メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)のカスタムルックに加え、ジョン・ガリアーノ期のジバンシィ(GIVENCHY)1996年春夏コレクションからのヴィンテージドレスを華麗に着こなす姿は圧巻。ジェニファー・ロペスもまた、きらびやかなスキャパレリ(SCHIAPARELLI)の一着をセレクトし、マチュアな輝きを放った。
当然ながら、この夜を飾るメインモチーフとなったのはフローラル。メタルフラワーで覆われたマルニ(MARNI)のドレスに身を包んだニッキー・ミナージュや、制作に合計13,500時間を費やしたトム ブラウン(THOM BROWNE)によるボールガウンを纏ったジジ・ハディッドのほかにも、クロップトップにフルスカートを合わせたH&M(エイチアンドエム)のカスタムセットアップで妊娠中のお腹をあらわにアジョワ・ アボアーなど、さまざまな方法で花々を取り入れたセレブたちが目立った。
一方、ベストドレッサーは花柄である必要ないことを証明した予想外のルックも多数登場。目の覚めるほどの鮮やかなブルーに染まったアライア(ALAÏA)のカットアウトドレスを選んだBLACKPINKのジェニーや、アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)の2006-07年秋冬コレクションのヴェールにオマージュを捧げたラナ・デル・レイ、砂の彫刻のようなバルマン(BALMAIN)のカスタムピースを披露したタイラ(階段を上がる際には、手を借りる場面も)もまた、大きな話題をさらった。
さらに、メットガラ初登場となったStray Kidsのメンバーやジョシュ・オコナー、マイク・ファイストといった、コンテンポラリーなテーラードスタイルでドレスアップしたメンズたちの存在も忘れてはならない。以下からスクロールダウンして、あなたが一番気に入ったルックに投票しよう。