カール・ラガーフェルド 自宅
LIFESTYLE / CULTURE & LIFE

カール・ラガーフェルド──頻繁に内装を変えた男の、美しすぎる13軒の邸宅

1990年、パリのフォーブル・サンジェルマン地区大邸宅オテル・ポッツォ・ディ・ボルゴにて、ポーズを決めるカール・ラガーフェルド。家具は18世紀のフランスの家具職人ジャン=フランソワ・ オエベン作とされる。Photo: Fotex / Shutterstock

アールデコから超モダンなスタイルまで、多彩なインテリアで知られるカール・ラガーフェルドの美しすぎる13の邸宅を収録した本、『Karl Lagerfeld: A Life in Houses(カール・ラガーフェルド:邸宅での生活)』が刊行された。「頻繁に内装を変えた 」男の、インテリアスタイルを探る。

一方、2008年10月号のVOGUEに掲載されたパリ左岸、ケ・ヴォルテールにある近未来的な隠れ家では、マーク・ニューソンによる「クロムチェア」やジャスパー・モリソンによる「3脚スツール」が際立っている(実際、本著に掲載されている写真の多くは、コンデナストのアーカイブに所蔵されており、VOGUEは34年以上にわたって計8回もラガーフェルドの物件を撮影している)。

本著は博学だったラガーフェルドの多岐に渡る才能を視覚的に証明するだけでなく、クリエイティブなマインドと知識がどのように結びついているのか、その相互関係を垣間見ることのできる魅力的な1冊でもあるのだ。

Text: ELISE TAYLOR  Adaptation: Rieko Shibazaki
From VOGUE.COM