
メットガラのボディコン女王、キム・カーダシアンの歴代ルックBEST10
多くのトップスターたちは、華やかなメットガラに出席するとき、ドレスコードに合わせて普段のレッドカーペットよりも少しドラマチックなルックを選びがちだ。しかし、キム・カーダシアンにとって、このモードの祭典は、ボディコンドレスへの愛を表現する機会でもある。長年にわたり、カーダシアンはグラマラスな体型を強調するルックを数多く着用してきた。
メットガラデビューを飾った2013年。「Punk: Chaos to Couture(パンク:カオスからクチュールまで)」をテーマにしたジバンシィ(GIVENCHY)のマタニティドレスが、その最も有名な例のひとつだ。花柄のタートルネックガウン(お揃いの手袋付き)は、数え切れないほどのミームを生んだ。カーダシアンは2019年に『VOGUE』のインタビューで、彼女とソファーが一体化したミームをたくさん見て、「泣きながら帰った」と明かしている。それでも、何年も経った今でも人々が語り継ぐ、ファッションモーメントだったことを否定することはできない。
そんなドラマがあってからも、カーダシアンはフォルムを強調するドレスを好み続けている。2019年には、「Camp: Notes on Fashion(キャンプ:ファッションについてのノート)」をテーマにシルクオーガンジーと滴るクリスタルを使ったミュグレー(MUGLER)のカスタムドレスを着用。これは『島の女』(1957)でソフィア・ローレンが着ていた濡れたシャツドレスがインスピレーションだ。
また「In America: A Lexicon of Fashion(イン・アメリカ:ファッションの辞書)」をテーマに掲げた2021年には、再び彼女のルックがバイラルとなった。バレンシアガ(BALENCIAGA)のデザイナー、デムナ・ヴァザリアと(当時は離婚申請中だった)カニエ・ウェストがコラボレーションし、ガウンにマスクとトレーンを組み合わせた“黒装束”で現れたのだ。頭からつま先まで覆い尽くすオールブラックスタイルは、センセーションを巻き起こした。