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ジゼル・ブンチェンからリアーナまで。メットガラ2023のベスト・ブライダル・ルック
Gisele Bündchen at the 2023 Met Gala: Karl Lagerfeld: A Line of Beauty held at the Metropolitan Museum of Art on May 1, 2023 in New York, New York. (Photo by Lexie Moreland/WWD via Getty Images)Lexie Moreland/Getty Images
「私のウエディングドレスはあまりおすすめしません。みんな離婚してしまいますから」──これはかつて、カール・ラガーフェルドが言い放ったジョークだ。しかしそれでも、この偉大なデザイナーの功績を称えたメットガラ2023では、アレクサ・チャン、ジゼル・ブンチェン、マヤ・ホーク、ニコラ・ペルツ・ベッカムなどが、彼の膨大なブライダルアーカイブにインスパイアされたルックを纏ってレッドカーペットに登場した。
ラガーフェルドは、シャネル(CHANEL)のオートクチュールショーをブライダルルックで締めくくることで知られ、これを纏う花嫁に選ばれることは名誉なこととされていた。1980年代のイネス・ド・ラ・フレサンジュ、1990年代のクラウディア・シファー、そして近年ではカーラ・デルヴィーニュやケンダル・ジェンナーなど、これまでに錚々たるトップモデルたちが華を飾ってきた。
そして今夜、そのラストルックの役目を果たしたのは、ファッショナブルに遅れて到着するのが常で、メットガラの階段を最後に上ることが多いリアーナだ。彼女はこの夜のクロージングにふさわしいヴァレンティノ(VALENTINO)のカスタムドレスを纏い、レッドカーペットに広がる大きなトレーンと500枚の花びらで作られた巨大なカメリアのアップリケで会場を魅了した。ここでは、マヤ・ホークが纏ったフローラル装飾が施されたミニドレス、ジゼル・ブンチェンのフェザーケープとスパンコールのガウン、エル・ファニングのヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)のドレスなど、ラガーフェルドが30年以上にわたって築いたブライダルスタイルを反映したルックを厳選してお届けしよう。