星のや東京総料理長 浜田統之が、江戸時代、武士の嗜みの一つであった茶の湯と免疫力を高めるといわれる発酵食品とフレンチの融合を楽しめるコース料理「Nipponキュイジーヌ 〜発酵〜」の要素をかけあわせた、アフタヌーンティーを完成させた。
浜田は、アフタヌーンティーを、茶の湯において懐石、濃茶、薄茶をもてなす正式な茶会「茶事」として表現。「Nipponキュイジーヌ 〜発酵〜」のアフタヌーンティー編として、点心、主菓子、干菓子のすべてに発酵食品を使用している。
茶事のメインとなる濃茶と主菓子は、フレンチプレスで提供するオリジナルブレンドコーヒーとデザートを用意。主菓子は、餡子ミルフィーユ(発酵あずき)、桜のルリジューズ(発酵バター)、江戸味噌マカロン(江戸味噌)苺とピスタチオのフレジェ(レ・リボ)、湘南ゴールドのピュイダムール(発酵生姜シロップ)の5種類がラインナップ。
濃茶には、料理長の浜田が最高峰のフレンチプレスコーヒーと名指しする猿田彦珈琲と協力のもと、豆の種類、焙煎方法にこだわったオリジナルブレンドを選定。柑橘や桜など、主菓子の軽やかな味わいに合わせ、フルーティーな苺の香りを感じる豆を使用し、ほろ苦くなるように焙煎したコーヒーを提供する。
懐石に倣った日本酒と点心は、季節の食材に合わせた“スパークリング日本酒”と押し寿司のマリアージュが楽しめる。薄茶と干菓子は、スモーキーな香りの薪火晩茶に合わせた5種のデザートを用意。法隆寺の玉虫厨子をイメージした、艶やかな黒のオリジナルお重に入れて提供する。
「塔の日本旅館」をテーマとする星のや東京自慢の畳の間で、文化的な体験と、星のや東京ならではの食体験を通して優雅なひとときを過ごしたい。
アフタヌーンティー「Nipponキュイジーヌ ~発酵~」
期間/通年
時間/15:00~16:00
・1日1組(2名)
場所/ロビー 畳の間 東京都千代田区大手町1-9-1 星のや東京 2F
料金/1名 12,000円
・税・サービス料込、宿泊料別
・公式サイトにて、3日前までに要予約
・星のや東京宿泊者限定
0570-073-066(星のや総合予約)
https://hoshinoya.com/tokyo/
Text: Aya Hasegawa