LIFESTYLE / TRAVEL

気の向くままにふらっと旅を実現。都心もリゾートもサブスクで定宿に【新しい滞在のかたち vol.2】

旅先で宿泊するための施設から、日常の生活を便利に、より豊かにする存在へと、ホテルや旅館のあり方が大きく変わりつつある。第一弾の多拠点生活を叶える別荘のサブスクリプションに続き、第二弾でフィーチャーするのは、星野リゾートと旅のサブスクサービスHafH(ハフ)とのコラボ。星野リゾートが提案するOMO(おも)とBEB(ベブ)の2ブランドに、新しい楽しみ方が加わった。

国内外1500軒超のホテルに泊まれる、旅のサブスクリプションサービス

ミシュランからB級まで、金沢一のグルメタウン片町に建つOMO5金沢片町。

HafH(ハフ)は、毎月付与されるコインを使って、国内外の提携施設に宿泊できるサブスクリプションサービスだ。月額9,800円のプランなら毎月300コインが付与され、使わなければ貯めておくことも追加購入することもできる。仕事の予定や財布事情に合わせて活用できるうえ、入会特典や友達招待キャンペーン、会員継続による付与数アップなど、お得にコインを増やす仕組みもいろいろと用意されている。

世界遺産・東寺の世界観を表現したOMO3京都東寺のまんだらベース。

施設のラインナップも、2023年2月時点で、国内・海外の宿泊施設が1,500軒を突破。憧れのラグジュアリーホテルもオンリストされていて、稼働率の高い土・日・祝日も平日と同じコイン数で利用可能だ。週末の都心でのホテルライフも、自然の中へのエスケープも、お気に入りの場所を見つけて別荘のように活用でき、ホテルをぐっと身近にしてくれる。

星野リゾートの新ブランド、OMOとBEBも定額で利用可能に

24時間利用可能なBEB5軽井沢のパブリックスペース「TAMARIBA」。

2022年4月、星野リゾートの新ブランドのOMO(おも)とBEB(ベブ)がHafHに加わった。2022年度のHafH宿泊ランキングで、OMO3東京赤坂がいきなり1位を記録するなど、両ブランドとサブスクの相性のよさは証明済みだ。

“街を楽しむ”をテーマにするOMOは、カプセルホテルのOMO1からフルサービスホテルのOMO7まで、5つのタイプに分かれ、2023年2月現在で全国に11施設を展開中。都市観光に最適なロケーションと、快適で機能的なデザインの客室が特徴だ。

OMO7大阪の朝食ビュッフェには、ねぎ焼きも登場。

たとえば、2022年4月にオープンしたOMO7大阪も、もちろんHafHで利用可能。「ほれてまうわ、なにわ」をコンセプトに、大阪らしいお笑い満載でおせっかいなおもてなしと、洗練された空間、上質なサービスを組み合わせた「なにわラグジュアリー」を提案している。朝食ビュッフェにねぎ焼きやうどんなどの“粉もん”が並び、カフェでは大阪のソウルフード・たこ焼きをアレンジしたデザートを提供。大阪のだし文化を学ぶオプションツアーもありと、遊び心たっぷりの仕掛けが随所に仕込まれている。

リゾート気分を満喫できるBEB5沖縄瀬良垣のガゼボ付きプール。

BEBは、土浦、軽井沢、沖縄瀬良垣の3カ所に構える。“居酒屋以上、旅未満”をコンセプトに、気軽にみんなで集まってルーズに過ごせるホテルだ。持ち込みOK、時間も気にせず、ゆったり過ごせる24時間営業のカフェラウンジも人気を集める。

なかでもオススメは、2022年7月にオープンしたBEB5沖縄瀬良垣。本島中央部の恩納村という屈指のビーチリゾートに位置し、南国を満喫しながら自由気ままに過ごせる。全室キッチン、洗濯乾燥機付きで長期滞在も快適。真剣にダイビングを上達させたいというアクティブ派にも、一日中プールサイドで寝ていたいのんびり派にもどちらも推せる宿だ。

このほかにも、OMOとBEBは全国で増殖中。2023年3月20日にはOMO関西空港、4月にはOMO5熊本の開業を予定。また、OMO7高知も4月に運営開始予定で、好きなときに好きな場所が選べるサブスクの魅力が倍増する。ハイシーズンの予約の激戦化は否めないが、繁忙期でも同じコイン数で宿泊できることは大きな魅力だろう。「今週はどこの星野リゾートにしようか」なんて、非日常を求める旅が日常になる日も近い。

HafH
https://www.hafh.com/

OMO by 星野リゾート
https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/

星野リゾート BEB
https://hoshinoresorts.com/ja/brands/beb/

Text: Yuka Kumano Editor: Saori Asaka