@横浜 繊細な言葉に心が揺れる、詩人最果タヒの美術館初個展。
言葉が織りなす芸術、“詩”。実はここ最近SNS世代の若者の間でフツフツと熱を上げつつ注目されているのはご存知だろうか? ブームの火付け役としてやっぱり外せないのが、現代詩人の最果タヒだろう。美術館では初となる個展が、横浜美術館で2月23日から開催されている。
1986年生まれの最果タヒはこれまでに様々な賞を受賞しつつ、作品『夜空はいつでも最高密度の青色だ』が映画化されるなど、常に話題をさらってきた人物。言葉離れしている若い層からも大きな支持を集めている理由の1つは、今までにない詩の表現方法にある。クリエイターらと共に創り出す展示は、視覚的で感覚的な芸術作品だ。文学というジャンルに捉われず、自由に言葉を操り紡ぎ出す言葉は、美しいけれどデリケートで、現代の私たちの心にチクっと刺さる。新作のインスタレーションも発表される、心揺さぶる注目のエキシビションは3月24日まで。
氷になる直前の、氷点下の水は、蝶になる直前の、さなぎの中は、詩になる直前の、横浜美術館は。──最果タヒ 詩の展示
場所/横浜美術館 アートギャラリー1、Café 小倉山、美術情報センター 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
日程/開催中~ 3月24日(日)
時間/11:00〜18:00
※3月2日は20:30まで
※Café 小倉山は10:45~
休館日/木曜日、3月22日(金)
※ただし3月21日(木祝)は開館
https://yokohama.art.museum/exhibition/index/20190223-526.html
@銀座 ギンザ シックスを浮遊する、巨大な船のインスタレーション。
天井を見上げると、そこには空中を浮遊する6隻の大きな船。まるで海底から地上を眺めているかのような不思議な感覚に陥るこの作品は、現在ギンザ シックスで開催されているアーティスト 塩田千春による新作インスタレーションによるものだ。ベルリンを拠点に国内外で活躍する彼女は、今年6月から過去最大規模の個展開催も控えており、今最も注目されているアーティストの一人だろう。
戦後多くの困難を乗り越えて復興を遂げてきた、ここ銀座の「記憶の海」を6隻の船が出港し前進する様子を表現したという本作は、日々忙しい時間の中で生活する私たちにふと大切なことを思い出させてくれる。6隻の船は異なる高さや向きで配置されているので、各フロアや様々な角度から違う表情を見つけるのもまた一興だ。誰でもウェルカムなこのアート作品を訪れて、イマジネーションを掻き立てて。
塩田千春「6つの船」
場所/ギンザ シックス 中央吹き抜け 東京都中央区銀座6-10-1
日程/公開中~10月31日(木)
時間/10:30〜20:30(ギンザ シックス 開館時間)
https://ginza6.tokyo/news/47351
@中目黒 オープン前から話題騒然、スタバの次世代店舗がついに開店。
極上のコーヒー体験ができるスターバックスの次世代店舗、スターバックス リザーブ ロースタリーが、シアトル、上海、ミラノ、ニューヨークに続き東京にオープンした。100種類以上のユニークなコーヒーやティービバレッジとバラエティ豊かなグッズ類、日本初となるイタリアの高級ベーカリー「プリンチ」の絶品フードなど、とにかく今までになかったサービスが充実している。
圧巻なのが建築の美しさで、地下1階から地上4階に及ぶ広大な空間には、日本を代表する建築家 隈研吾も協力している。世界のロースタリーはその国それぞれの魅力を活かした店舗デザインがされているが、東京は今や中目黒の代名詞ともなった“桜”がテーマに。美しい空間は、上質なコーヒーをさらに特別なものにすること間違いなし。オープン前から話題騒然だったロースタリー東京、一見の価値は大いにあり!
スターバックス リザーブ ロースタリー
場所/東京都目黒区青葉台2-19-23
日程/2月28日(木)オープン
時間/7:00〜23:00
※オープンから4日間は大変な混雑が予想されるため、以下時間帯は公募制の優先入場規制(応募はすでに終了)。
優先入場日程/2月28日(木)~ 3月3日(日)、3月9日(土)~ 3月10日(日)
優勢入場時間/7:00〜9:00
https://www.starbucks.co.jp/roastery-0228/?nid=wh_02_pc
@横浜 パンが好きな人は全員集合!、日本最大級のパンのフェス開催。
パン好きによるパン好きのための祭典が、今年も横浜赤レンガ倉庫で開催! 2016年に始まって以来、約60万人をも集客するこのイベントは、まごうことなき日本最大級のパンイベントだ。地元神奈川の人気店から普段は行けない遠方の名店まで一気に楽しむ絶好のチャンス。
ラインナップは、嵜本の「極美 ナチュラル食パン」やパン ド サンジュの「とびばこパン」などの有名パンのほか、春をテーマに考えられた八芳園 ブルーツリーによる「さくらメロンパン」や、事前予約必須のブーランジェリー タテルヨシノ プリュスの「ジビエのブリオッシュ包み」などなど......。会場を訪れればそこかしこから匂い立つ焼きたてパンの良い香りに、日々の疲れも吹き飛ぶはず。どれか1つと言わず、せっかくならここぞとばかりに色々なパンを楽しもう。
パンのフェス2019春 in 横浜赤レンガ
場所/横浜赤レンガ倉庫イベント広場 神奈川県横浜市中区新港1-1
日程/3月1日(金)~ 3月3日(日)
時間/11:00〜19:00 ※3月3日(日)のみ17:00まで
※パン屋エリアは各日17:00まで
※雨天決行
入場料/イベントエリア 無料
パン屋エリアの先行入場(11:00〜13:50) 500円
パン屋エリアの一般入場(14:00〜17:00) 無料
https://pannofes.jp/
Text: Mei Fujita Editor: Saori Asaka