アディダス / ADIDAS
スニーカーブームで人気再燃!名作デザインの宝庫。 ■スポーツシューズの歴史を作った、一人の青年。 世界中で人気を誇るアディダスは、今やスニーカーの代名詞的存在だ。「運動用の靴」という概念がまだなく、多くの人がスポーツ向きではない靴を履いてサッカーや陸上を行っていた1920年ごろ。そんな環境を変えたのは、1900年にドイツ中南部の街に靴職人の子どもとして生まれたアドルフ・ダスラー。20歳になっととき、兄ルドルフとともに「ダスラー兄弟商会」を設立し、陸上競技をしていた自身の経験からスポーツ専用の靴の開発をスタートする。彼らのシューズを履いたアスリートたちが次々と好成績を残したのをきっかけに、瞬く間に大ヒットを記録した。 1948年に兄と決別し、アドルフは自身の名前を苗字をもじったブランド、「アディダス」を設立。今もブランドのアイコンとなっている、3本ラインが誕生したのもこのときだ。そんなドイツのいちブランドが国際的な注目を集めたのが、スポーツの祭典、オリンピック。ヘルシンキオリンピック五輪では、西ドイツの出場選手、全員がアディダスのシューズを履いて登場し話題に。同じく西ドイツが出場したワールドカップ・ミュンヘン大会でも、全選手がアディダスをチョイス。アスリートからの支持が多く、名選手。ベッケンバウアーが愛用していたことでも有名だ。 ■足もとで機能性とルックスを癒合させて。 スポーツ界を席巻した「アディダス」だが、アスリート以外にも愛用された理由がそのデザインだ。一目で「アディダス」と分かる、多くのアイコニックなラインを持っている。特に注目すべきは、「スタンスミス」と「スーパースター」だろう。 「スタンスミス」はシリーズ名となったテニスプレーヤー、スタン・スミスが愛用したことでも知られている。1965年の発売当初は「ハイカット」という名のモデルだったこのスニーカーは、世界で一番売れたスニーカーとしてギネスにも載っているほど大人気に。革製のテニスシューズでも通気性がよく、以後ベルクロ使用やカラー展開など、さまざまな形でアップデートされている。 1970年に発表された「スーパースター」は、バスケットシューズとして開発。シェルトゥと呼ばれる、貝のようなつま先のデザインと三本線のライン、そしてブランドロゴでもある月桂樹のマークが一足に詰め込まれている。当時はキャンパス素材のスニーカーが主流だったため、オールレザーの履き心地はスポーツ選手たちはもちろん、ストリートでも大流行した。 ★アディダス注目コレクション: ★アディダス 注目記事: ・カニエ・ウェスト、アディダスと新契約! ・アディダスとステラ マッカートニーがリオ五輪英国代表... ・スタン・スミスさん、モデルになった伝説のスニーカー... ★アディダスに関連するサイト: ・Wikipedia ・Facebook ・Instagram ・Twitter ・公式サイト ・VOGUE GIRL