カロリーヌ・ド・メグレ / Caroline de Maigret
1975年2月18日生まれのカロリーヌ・ド・メグレ(Caroline de Maigret)は、貴族の血を引き、シャネルのミューズとして知られるフランス出身のモデル、ミュージック・プロデューサー。政治家のプリンス・ミシェル・ポニアトルスキーを祖父に、伯爵の父のもとにパリにて生まれる。1994年にモデル活動をスタートした。 デビューして間もない頃、フォトグラファーのマリオ・テスティーノによる『GLAMOUR』誌の撮影に起用され、そこから瞬く間にピーター・リンドバーグ、テリー・リチャードソンのお気に入りに。ニューヨークに移り、シャネルをはじめ、クリスチャン・ディオール、バレンシアガ、エルメス、ジル・サンダー、ランバン、ヴァレンティノ、マーク ジェイコブスなど多くのキャットウォークやキャンペーンで活躍するが、2002年にモデル業から引退。 音楽にも情熱を注ぐカロリーヌ・ド・メグレは、パリに戻りパートナーのヤロルとロック・ミュージック・レーベルの「ボーナス・トラック・レコーズ」を設立。彼との間にもうけた息子、アントンの子育てがひと段落していた2011年、36歳のときにカール・ラガーフェルドのラブコールにより、サントロペで開催されたシャネルの2010-11年クルーズコレクションでランウェイに復帰。再度ブレイクを果たし、数々のモード誌に登場するほか、2014年フランスのコスメブランド、ランコムのミューズに就任し、ルイ・ヴィトンのキャンペーンにも起用された。 その後も2011年に公開されたミュウミュウのショートフィルムに起用されるほか、プラダなどのキャンペーンにも登場するなど、活躍をみせるる。またパリで開催されたH&Mの2015年秋冬のショウでは、カロリーヌ・ド・メグレは、カロリーヌ・ド・メグレがオープニングパフォーマンスを披露し、その後もDJとしてプレイを披露した。日本でも2015年、セレクトショップのドゥーズィ エム クラスの広告キャンペーンに起用された。 女優としても徐々に活躍の場を広げており、1996年『Portraits chinois(原題)』で女優デビュー。2013年、カール・ラガーフェルドにより撮影された100年前のシャネル物語、『ONCE UPON A TIME…』に出演。2014年の『アクトレス~女たちの舞台~』では、クリステン・スチュワート、クロエ・モレッツらと共演した。パリ・シックを体現したハンサムな私服のセンスにも定着があり、友人たちとフランス人女性の美とファッションについての本も出版している。2014年には自身のスタイルについて綴った『パリジェンヌのつくりかた』を出版した。また、インドにおける女性教育の向上のための取り組みを行っている。