「ここ数年間のストリートなテイストは落ち着き、ファッションにピリッとしたエッセンスを入れる意識が戻ってきている」と語る、メイクアップ・アーティストのKANAKOさん。その“モード感”を強調するチークの最適解とは、陰影にあると言う。「色を感じさせるというよりは、カラーレスな中にしっかりと光と影のコントラストをつけることがポイントに。トレンドとして先に進んだ仕上がりにするべくアップデートも必要です」
ミニマルな仕上がりだからこそ、肌づくりも重要なファクターに。「以前はロウな肌にツヤを加えた時期もありましたが、ルースパウダーを重ねてシアーマットな土台をつくった上に、影色とハイライトで崩すのが今どきです。影を加えるベージュチークは、頰骨の下ではなく、高く見せたい頰骨の上部に入れると古くなりません。ハイライトは、強めに発光する練りタイプをプッシュ。頰骨の上などにのせ、光を加えて。また、合わせるリップもキーに。くすんだトーンを掛け合わせ、ネオクラシックな仕上がりを目指して」
Text: Kazuko Moriyama Photo(model): Kodai Ikemitsu Makeup: Kanako Yoshida Hair: Kotaro Model: Eimi Kuroda Editor: Toru Mitani
話を聞いたのは……
KANAKO YOSHIDA 吉田佳奈子。メイクアップ・アーティスト。2008年に渡英し、渡仏を経て2012年に帰国するも、2017年に再びフランスへ。メイクアップ・アーティストのルチア・ピカのファーストアシスタントとして活動した後、パリを拠点に国内外で幅広く活躍する。@canakoxx
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※『VOGUE JAPAN』2025年3月号「ブラッシュ・オン・クラッシュ。チークに焦がれて」転載記事。
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