寒暖差のある今、ありとあらゆるシーンで重宝するカーディガン。白いTシャツの上に羽織ったり、シンプルにトップとして着たり、肩にかけたりと、ひとつの着方に縛られることなく自分好みにカスタマイズできるだけでなく、冬の装いにひと匙のセクシーさを加えてくれる優れ物だ。
また、ボタンの留め方一つで表情が変わるのもポイント。ブルーデニムにマスタードイエローのカーディガンを合わせたベラ・ハディッドは、トップボタンだけを留めることでさりげなく肌をのぞかせ、ヘルシーかつセクシーな印象に。一方、ポール・メスカルは新作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のプレミアに出席した際、白Tシャツの上にグレーのボタンアップカーディガンをON。程よいカジュアルさを携えたテーラードスタイルを完成させていた。
自身のニットウェアブランド、ゲスト イン レジデンス(GUEST IN RESIDENCE)を展開するジジ・ハディッドは、ニューヨークの街角で真っ赤なニットオンニットのコーデを披露。ボタンを全開にし、それぞれの質感の違いを見せるという技はさすがはトップモデル。
上品で落ち着きのあるモカブラウンのワントーンコーデを取り入れたのは、ジェニファー・ロペス。グッチ(GUCCI)のセットアップを主役に、サングラスやバッグ、ロングブーツの色合いもマッチさせ、まとまりのあるルックを作り上げた。
カーディガンを使ったこの時期のパーティールックは、グウィネス・パルトロウを参考に。鮮やかなレッドの一枚をベルトで締め、小物には大きめのゴールドのジュエリーを組み合わせることで、よりドレッシーな雰囲気を演出。暖かさと華やかさを同時に叶えている。
コーデの主役にもワンポイントにもなるカーディガンは、どんな装い方をしても失敗しにくい万能アイテム。今から春先まで活躍するお気に入りの一枚を味方に、バリエーションに富んだスタイリングを楽しんでみて。
Text: Hannah Jackson Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.COM
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