最近、なんだか老けたな、いつものケアをしても効果がないなと感じるとき。フィラー注入よりまず試したいのは、ヘアチェンジ。長年同じヘアスタイルを貫いてきたヴィクトリア・ベッカム(50歳)とアンジェリーナ・ジョリー(49歳)がここに来て、大幅ヘアチェンジしたのを見れば、その理由がおわかりいただけるのではないだろうか。アラフィフのふたりが50歳という節目に差し掛かって髪を切ったのは偶然ではないと、彼女たちと同年代の私は思う。
まずはアイコニックなブルネットのスリークなロングヘアをロブにして、毛先に行くほど明るい“バイレヤージュ“にしたヴィクトリア。彼女が髪を切った日に、長年担当しているヘアスタイリストのケン・ペイブスがNewヘアのヴィクトリアの画像をインスタグラムでシェア。
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少しウェーブをつけて明るめのカラーになったヘアで、フレッシュな印象に。以前はブロンドのショートにするなど頻繁にヘアを変えていた彼女だけど、アラフィフになってからはダークカラーの巻き髪ロングをキープし続けていた。髪の長さはここ数年で、いちばん短く。ただのロブではなく、カラーリングで程よいスパイシー感を加えているのがおしゃれ。今までのヘアより、断然似合っている。
そして10月に、主演映画『Maria(原題)』のプレミアで、新しいカーリーヘアを披露したのはアンジー。久々のレッドカーペット登場となったカンヌ国際映画祭では彼女のシグネチャーとも言えるブルネットのストレートロングヘアをブロンドに変えて変わらぬ美しさを見せつけていたけれど、今回はさらに大胆なイメチェン。80年代風のワイルドなボリュームヘアは、アンジーのゴージャスな雰囲気にぴったり。彼女の魅力でもある痩けた頬を、よりソフトに見せてくれている。
本来、似合うヘアスタイルにも旬があると思っている。もちろんいつも決まった定番ヘアというのもスタイルがあって素敵だけど、ヘアってその時々の、その人の外見はもちろん、気分やバイオリズムなど、内面的なものもすべてキャプチャーしているもの。顔や頭の形だけじゃなく、「今」の自分にフィットした髪型にすると、運気まで上向いて来るのはそのせいなのだ。ショートにしたらブレイクした俳優が多いというのも、きっとコレ。何というか、心と外見が合わさったときに、その人らしさが輝き出すという感じ。だから年齢を重ねれば、似合う髪型が変化するのも自然なこと。
そして実際、アラフィフの私も今年に入りエイジングに悩んでいたが、フィラーよりもフォトフェイシャルよりも見違えたのが、ヘアチェンジだった。気になっていた間延びしたフェイスラインが、ボブからひし形シルエットのショートにしてカラーを明るくしたことで、一気に解消されたのだ。びっくり。これはトップにボリュームを出すことで目線が顔の上半分に行き、茶髪で肌の透明感が増したように見える効果のおかげ。
よく考えれば髪の毛って顔の額縁みたいなもの。そこの輪郭を変えるだけで、顔の印象が変わるのは当然。そんなことに気づかされた。
Text: Moyuru Sakai Editor: Toru Mitani
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