先週パリで開催されたヴァレンティノ(VALENTINO)の2024年春夏オートクチュールコレクションのショーで、母娘として初めてファッションウィークに参加し、ランウェイモデルたち以上に注目を集めたカイリー・ジェンナーとストーミー・ウェブスター親子。オールドハリウッドにインスパイアされたお揃いのオールブラックアンサンブルを纏った2人は、フェザーのディテールからサングラスまで全身マッチしていて、スーパースター顔負けの存在感を放っていた。そのわずか数日後、2人の姿は再びフロントローにあった。今度はジャックムス(JACQUEMUS)のショーで、気になるコーデはもちろんお揃い。
サン・ポール・ド・ヴァンスのマーグ財団美術館で開かれたジャックムスのショーで母娘が組んだのは、お互いのコーデを引き立て合う真っ赤なペアルック。カイリーはコレクションに登場したルック33の鮮やかな真紅のミニドレスをチョイス。ウエストマークと80年代風のパワーショルダーがボディラインを強調する一枚をリボン付きのスティレットシューズでさらにスタイルアップし、スクエア型のフレームのサングラス、ゴールドの大ぶりなイヤリングでアクセントを加えた。一方ストーミーは、ルック21をミニチュアにアレンジしたような、Tシャツとハイウエストのプリーツ入りレザーパンツという全身レッドコーデで出席。肩にはしっかりとセーターをかけ、手にはレザーのトップハンドルバッグを持ち、ランウェイルックをとことん再現していた。
昨シーズンはカイリーの姉、ケンダル・ジェンナーがエレガントなオフショルダーのノーボトムルックに身を包んでジャックムスのランウェイに登場し一躍注目を浴びた。今回はショー出演者こそいなかったものの、フロントローゲストとして堂々とカーダシアン=ジェンナー家を代表したカイリーとストーミー親子だった。
Text: Alex Kessler Adaptation: Anzu Kawano
From VOGUE.CO.UK