冬こそショートヘアに。一押しはロンドンで人気の“ソフトピクシー”
ボブがシーンを席巻した2024年も終わりに差し掛かった今、無造作感のあるエフォートレスな“ソフトピクシー”が新たなトレンドとして浮上している。モデルのアイリス・ロウからコンテンツクリエイターのアレクシス・フォアマンまで、ロンドンのクールガールの多くが取り入れているこのショートヘアは、ボリュームのあるコートやジャケットとも相性抜群。今こそトライしたいスタイルだ。
Instagram content
This content can also be viewed on the site it originates from.
「クラシックなピクシーではなく、クロップとピクシーをブレンドしたようなカット」と説明するのは、人気ヘアスタイリストのルーク・ハーシェソン。「ボーイッシュだけどエアリーで、柔らかなエッジが効いています。アイリス・ロウのルックがまさにその例ですね。シャープなラインではなく、束感があり、長さを出したような感じがあります」
また、サイドや耳後ろに毛束を残しているのもこのカットに見られる特徴のひとつで、そのほかにはカーテンバングや厚めの前髪など、顔を縁取るディテールと組み合わされていることが多い。
Instagram content
This content can also be viewed on the site it originates from.
ヘアスタイリストのポール・エドモンズもこのソフトピクシーのファンで、「エンパワーしてくれるルック」と称している。ここ最近のソーシャルメディアには計算し尽くされたルックがあふれているせいか、このカットはこなれていて、クールかつオーセンティック、そしてユニークに映る。また、さまざまなスタイリングが楽しめるのもポイントだ。
Instagram content
This content can also be viewed on the site it originates from.
エドモンズは、こういったショートヘアのスタイリング方法について、まず「自然乾燥がベスト、そして一番簡単」とアドバイスする。「ケラスターゼ(KÉRASTASE)の『Creme UV Sublime』やシュウ ウエムラ(SHU UEMURA)の『エッセンス アブソリュ』といったプロダクトは、どちらも髪を乾かす間にツヤを与え、扱いやすくしてくれます。リンダ・エヴァンジェリスタのような90年代の艶やかなピクシーを真似したいのなら、ウェットルックに仕上げるために、サム・マックナイトがプロデュースした『Self Control Styling Gel』をトップに使うと効果的です」。かっちりとさせすぎず、ナチュラルに見せるのがコツだと、ハーシェソンも同意する。
Instagram content
This content can also be viewed on the site it originates from.
首を細長く見せ、輪郭を美しく縁取るソフトピクシーは、どんな顔の形や髪質にも合わせやすい。しかし、このヘアスタイルに必要なのは、なんといっても潔いアティテュードだ。ロンドンっ子たちを真似して、個性あふれるスタイリングに挑戦したい。
Text: Hannah Coates Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK
READ MORE