カール・ラガーフェルドという偉大なデザイナーを一言で言い表すことは不可能だ。デザイナー、写真家、作家、そして象徴主義者として知られる彼は、ファッションを愛する人に限らず、見るものすべての心を捉えることができる類い稀な才能を持った人物だった。シャネル(CHANEL)在籍期間中には、「ミノディエール」バッグやボーターハットなどのシグネチャーピースを通じて確かな足跡を残したが、おそらく彼が手がけたブライダルドレスほど歴史に刻まれるものはないだろう。
カールは長年にわたり、ショーをブライダルルックで締めくくるという演出を通じて、ジェンダー・アイデンティティ、ショーマンシップ、そして何よりも純粋な“美”を表現してきた。何メートルにも続くトレーン、シャープなパンツスーツ、緻密なレースのアップリケ、ブライダルウェアの伝統を覆すモードなミニドレスなど、ここではラガーフェルドによる最もアイコニックなウエディングルックを紹介しよう。
1984年
1985年
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Adaptation: Motoko Fujita
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