大切な家族や友人の結婚式に参列する際、ルックには細心の注意を払いたいもの。ファッションに関して言えば、白は避けるべきという明確なルールがあるが、ヘアスタイルで注意すべきポイントとは何だろう?
一番に気にかけたいのは自分を飾り立てることではなく、式の場に華を添えること。「自身も美しく、自信に満ちていると感じられるようなスタイルを選ぶことは大事ですが、決して花嫁の邪魔をしてはいけません」と話すのは、ヘアスタイリストのリッキー・フレイザー。「ゲストたちは、常に花嫁の希望と式のセッティングに従うべきです」。フレイザーは派手で目立つアレンジを避け、ローポニーテールやシックなシニヨンのようなロマンティックかつクラシックなスタイルを選ぶといいと提案する。
「セミフォーマルに仕上げるといいですよ」と付け足すのはセレブリティ・ヘアスタイリストのアン・コ・トラン。ヘアアクセサリーは最小限にして、全体的にソフトなスタイリングにすることを勧めている。
ブライダルファッションとビューティーをめぐるトレンドは常に進化しており、圧倒されてしまうこともしばしば。幸いなことに、レッドカーペットにはたくさんのヒントがあふれている。ここでは、セレブのルックにインスパイアされた結婚式のお呼ばれヘアのアイデアを紹介しよう。
1. クラシックなポニーテール
クラシックなポニーテールを結婚式仕様にするためには、ジェニファー・ローレンスのようにトップの質感をなめらかにし、高すぎない位置で結んで。ブラシできちんと毛流れを整えるのもキー。
2. ウェーブヘアと好相性なワンサイドアレンジ
ゆるやかなウェーブとの相性がいいのは、テイラー・スウィフトのこのシンプルなワンサイドヘアアレンジ。髪を片側に寄せたらピンで留め、耳まわりには少し後れ毛を残せば、程よくフェミニンな魅力を演出できる。
3. スリークなアップスタイル
トップをしっかりと固めたアップスタイルならクリーンな印象に。エミリー・ラタコウスキーのようにルーズなノットと組み合わせても楽しめる。
4. ゆるめの編み込み×リボンで可憐に
高めでも低めでも、ポニーテールはふんわりと柔らかなウェーブにすることで好感度がアップ。アマンダ・サイフリッドの絶妙なニュアンスヘアをイメージして。
8. 編み込み×ノットヘアで個性をプラス
編み込みとノットヘアを掛け合わせたフローレンス・ピューのアレンジは、誰とも被らないスタイルを探している人にうってつけ。目立ちすぎず、ひと匙の個性を加えることができる。
9. 大人のエレガンス漂うローポニー
人気のローポニーテールは、さっとまとめたエフォートレスなスタイリングによって格上げされる。ジェンマ・チャンはシャンデリアピアスで飾っているが、バレッタなどのヘアアクセサリーを足しても◎。
10. 艶を引き立てたシンプルなダウンヘア
いつもと違うアレンジを楽しむのもいいけれど、複雑にする必要は決してない。カイア・ガーバーが披露したような、艶を最大限に引き出したナチュラルなダウンヘアで自然体を貫くのもあり。
11. カーテンバング×メッシーバンでとことんフェミニンに
ガーリーに魅せるなら、セレーナ・ゴメスのメッシーバンを候補に。カーテンバングとの相性も抜群。
12. エフォートレスなウェーブを効かせたダウンヘア
ナチュラルなテクスチャーを生かしても、アイロンで軽く巻いても、エフォートレスなウェーブが効いたロングヘアは印象的。エル・ファニングのスタイリングを真似て、少し崩したくらいがちょうどいい。
13. 高めのメッシーバンで華やかさアップ
高い位置でまとめたメッシーバンは華やかなオーラを醸し出す。ケンダル・ジェンナーのように前髪を分け、顔まわりに少し髪を残せばゴージャスに。
14. 大人の女性にこそ似合うベビーバング×ノットヘア
キュートになりがちなベビーバングも、ジェルで固めてサイドに流すことで大人な雰囲気に。ゾーイ・クラヴィッツはタイトにまとめたノットヘアと組み合わせて、クリーンに仕上げている。
15. タイトなカールと合わせたアップヘア
ローワン・ブランチャードのアップスタイルは、丸みを帯びたベビーバングとややきつめのカールがスイート。程よい無造作感を持たせれば、甘くなりすぎない。
16. 艶を纏わせたストレートヘア
意外と被りにくいのが、シンプルなストレートヘア。ナチュラルな艶を持たせたオリヴィア・ロドリゴのルックを参考に。
17. ノンシャランなハーフアップ
セルフでも再現しやすい、シドニー・スウィーニーのイージーなハーフアップ。トップにふんわりとボリュームを出すのがコツ。
18. グラマラスなオールドハリウッド風ウェーブ
ロングヘアをグラマラスにアップグレードするなら、ブレイク・ライブリーのオールドハリウッド風ルックもおすすめ。サイドパートと波打つウェーブで思い切り華やかに。
19. 決め込みすぎないルーズアップスタイル
エフォートレスなルーズアップスタイルは、どんな髪の長さや質感とも合わせやすい。カイリー・ジェンナーのように動きをつけて艶やかに仕上げて。
20. ディテールで差をつけるツイストアレンジ
シェイ・ミッチェルの両サイドにねじりを加えたツイストスタイルは、人気のローポニーテールを格上げする方法のひとつ。ツイストではなく三つ編みにするもよし。ディテールで周囲と差をつけて。
21. エレガントに昇華させたナチュラルウェーブ
自然なウェーブも、ヘアオイルで潤いと輝きを加えるだけでワンランク上の見た目に。ヘイリー・ビーバーの毛束感を引き立てたルックは好例。
22. モダンにアップデートしたビーハイブヘア
レトロなビーハイブヘアもかっちりとスタイリングするのではなく、ケイト・ブランシェットのように少し崩せばモダンかつ親しみやすい印象に。
23. ロマンティックなハーフアップ
柔らかなウェーブヘアは、ハーフアップにするだけでフェミニンに。ニコール・キッドマンのようにルーズに留めて、大人の余裕を演出するのもあり。
24. 高めお団子ヘア×カーテンバング
簡単でタイムレスなお団子ヘアはアレンジも自在。ミランダ・カーの高めのお団子ヘアは、ゆるやかなカーテンバングを合わせることで柔らかな仕上がり。
25. 立体感のあるブローアウト
一度見たら忘れられないほどインパクトのあるマーゴット・ロビーのブローアウト。立体感を作るには、キープ力のあるプロダクトでスタイリングして艶を出すことがマスト。
26. 失敗しないバレエシニヨン
クラシックなバレエシニヨンは、どんなイベントにも最適。フィービー・ディネヴァーはセンターパートをぼかし、顔まわりに少しの後れ毛を出すことで、モダンなひねりを添えている。
27. カーテンバング×ポニーテールでこなれ感アップ
簡単なアップスタイルでも、さりげなく後れ毛を残すことでこなれ感がアップ。デイジー・エドガー=ジョーンズはやや内側に巻いてサイドに流し、品よく見せている。
28. スマートかつエレガントなローポニーテール
マーガレット・クアリーのローポニーは、ふんわりと立ち上げたトップと、マーメイドを彷彿とさせるウェーブが魅力。後ろに流しても、サイドに流してもサマになる。
29. ハイポニーは内巻きのカールでひと工夫
アリアナ・グランデの可憐なポニーテールは、内巻きのワンカールがポイント。ベビーバングと合わせて、ガーリーを極めて。
30. 気品あふれるハーフアップ
定番のハーフアップも、トップに軽くボリュームを持たせるだけで雰囲気が変わる。アンジェリーナ・ジョリーの気品あふれるスタイリングをお手本に。
31. 洗練されたサイドパートで凛とした表情に
お団子ヘアでもポニーテールでも、いつものアップスタイルをラグジュアリーに見せてくれるのがタイトなサイドパート。輝く艶を纏わせ、アニャ・テイラー=ジョイの凛としたルックを作ってみて。
Text: Calin Van Paris Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.COM
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