現地時間2月2日にロサンゼルスで開催された、第67回グラミー賞授賞式。レッドカーペットのトレンドは、歌姫たちの「ジェリーフィッシュ・ヘア」だった。マイリー・サイラスにレディー・ガガ、ビリー・アイリッシュという人気アーティストたちが、こぞってこのヘアにしていたのだ。
ジェリーフィッシュ・ヘアとは、その名の通り、ジェリーフィッシュ=くらげを思わせる、揺蕩うようなサイドのレイヤーが入った姫カットのこと。日本で人気の姫カットを進化させ、顔周りのヘアは重めにボブのように短くカットし、ボトムの長さと段差をつけたもの。言われてみればくらげの触手に似ているかも!? サイドはかなり大胆に、多めに取っているのがポイントのよう。そしてディーバたちのこだわりは、カラーリングによって“強さ“を強化すること。
マイリーはフルバングスにした上でブラウンにブロンドのハイライトを厚めに入れているし、ガガはマイクロ・バングスにして、しかもアイブロウは消すことで、よりエッジィに。そしてビリーはこの日のパフォーマンスのテーマである、ロサンゼルス火災で被災した人々へのサポートを示すために被ったロサンゼルス・ドジャースのキャップから細かくレイヤーが入ったサイドヘアを出すことで、カジュアルスタイルにモード感をプラス。それぞれが思い思いに加えたジェリーフィッシュ・ヘアへのアレンジで、ロック魂を表現している。
以前からミュレット・ヘアと呼ばれる、裾だけ伸ばしたレイヤーカットがお気に入りだったマイリーだけど、今回のヘアはより洗練されエレガントに見える。これは彼女の専属ヘアスタイリスト、ボブ・レシーンによるヘア。
彼女たちのように前髪の量やカラーによって個性を出せる、ジェリーフィッシュ・ヘア。顔周りに動きが出るため、どんな顔型にも似合う上、フェイスラインをさりげなくカバーできるのも魅力。サイドのヘアだけ下ろして結んでしまえばボブ気分も味わえるからひと粒で2度美味しいヘアスタイルと言えそうだ。
この春、髪を伸ばそうと考えているショートボブの私。面長だからロングは似合わないと決めつけていたけれど、こんなNew姫カットならイケそうな気がしてきた。
Text: Moyuru Sakai Editor: Toru Mitani