インスタグラムのDMから始まる。
Q. 二人のなれそめを聞かせてください。
Laura「パリでL'INSANEというコンセプトストアをやっていたとき、DIDUと一緒にビジネスをしたくてインスタグラムで彼女にDMを送ったことが始まりです」
Didu「普段は DMをチェックしないのに、アントワー プからパリに来ていたときに珍しくDMを開いたんです。その店に寄ってみたらすごくクールな店だったので、一緒にポップアップとパーティーをやろうという話になって」
Laura「それで、ハロウィンで再会したとき、飲む約束をして、メイクをして現れた彼女を見たときに、改めて綺麗だなと思って(笑)」
Didu「酔っ払って夜中にキスして、彼女が私にとっての最初で最後のガールフレンドになった」
Laura「その後、Diduが上海に帰ることになり、ロックダウン直前のパリで3日間を過ごして、真剣交際と約7カ月の遠距離がスタートしたんだよね。2年前に、コンセプトストア『ENG』のオーナーが、 私たちのラブストーリーに興味を持ってくれて、就労ビザを出してくれたので、 やっと上海に来れました」
Q. パートナーと自分を等しく愛するた めに心がけていることは?
Laura「二人とも過去に“有毒”な恋愛関係 に陥ったトラウマがあります」
Didu「『これは毒?』と自問自答し合うかも。それに、お互いの両親の関係性を反面教師 にしている。だからこそ、対等に与え、 愛し合う関係でいたいと思っているんです。だから、セックスの話もするし、 お互いの今までの経験も共有するように」
Laura「理解と敬意を持ってさまざまなことを話し合うことで、お互いのバランスを保てている気がしています」
DATA
Laura Darmon/バイヤー・ディレクター、28歳
Didu/クリエイティブ・ディレクター、31歳
▶︎ 住んでいる都市:上海 ▶︎ 交際期間:約2年3カ月
Interview, Text: Tomoko Ogawa Editor: Toru Mitani
※『VOGUE JAPAN』2022年8月号「愛を膨らませる、5組のラブ・ストーリー。」転載記事。