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ジョゼフ・ゴードン=レヴィットがあどけない表情を見せる『リバー・ランズ・スルー・イット』。【子役出身のセレブvol.4】

ドリュー・バリモアのように芸能一家に生まれたセレブが、子役としてキャリアをスタートされるケースは多い。『(500)日のサマー』(09)や『インセプション』(10)などの大ヒット映画に出演し、現在はプロデュース業にも乗り出しているジョゼフ・ゴードン=レヴィットもその一人だ。

モンタナ州の田舎町ミズーラを舞台に、牧師の父を持つ兄弟の確執と絆をフライ・フィッシングを通して描いた『リバー・ランズ・スルー・イット』(92)。右がジョゼフ。Photo: Columbia/Everett Collection/amanaimages

母方の祖父が映画監督のマイケル・ゴードンだったジョゼフ・ゴードン=レヴィットは、4歳の頃からミュージカル劇団に所属していた。CMやTV映画に出演後、10歳の時にロバート・レッドフォード監督の『リバー・ランズ・スルー・イット』(92)で映画初出演を果たしている。

ブラッド・ピットの出世作として知られる同作でジョゼフが演じたのは、ブラッド演じるポール・マクリーンと性格が対照的な兄、ノーマン・マクリーンの少年時代。1910年代のモンタナ州で、牧師の父から習ったフライ・フィッシングに兄弟で夢中になった日々の回想シーンに登場し、天真爛漫な弟に対して、優等生な兄の生真面目さを微笑ましく演じている。

クレイグ・シェイファーが真面目な兄ノーマン、ブラッド・ピットが自由奔放な弟ポールを演じた。Photo: John Kelly/Getty Images

撮影地のモンタナ州リヴィングストンに母親と6週間滞在したジョゼフは、「あんな大きな空を見たことはなかった」と大自然の美しさをエッセイで綴り、「一番よく覚えているのはモーテルにあったピンボールゲーム」と10歳の少年らしい記憶を明かしていた。

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Text: Yuki Tominaga