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マイケル・ベイ、今後もウィル・スミスと仕事をする意向を表明。

『トランスフォーマー』シリーズなどで知られるマイケル・ベイ監督は、今後もウィル・スミスと一緒に仕事をする気持ちに迷いがないという。

続編『バッドボーイズ2バッド』(2003)のプレミアにて。Photo: Kevin Winter/Getty Images

ウィル・スミスが主演した『バッドボーイズ』(1995)で映画監督デビューを果たしているマイケル・ベイは、今後も彼と一緒に仕事をしていくつもりだという。第94回アカデミー賞の授賞式中にクリス・ロックを平手打ちしたウィルは批判の的になったが、ベイ監督は『エンターテイメント・ウィークリー』のインタビューで、ウィルと今後も一緒に仕事をするつもりかと質問され「もちろん。100%です。彼はとてもバランスのとれた人です。非常にね」と答えた。

ベイは、ウィルの行動は「間違っている」と認めるものの、世間はアカデミー賞でのビンタ事件よりも、ロシア軍のウクライナ侵攻を話題にするべきだとして「何であれ、(暴力は)間違ったことです。それをまず言っておきます。しかし『彼は殺していたかもしれない』って言われていますが、平手打ちは違います。パンチだと誰かを殺す可能性はあります。でもウィルは平手打ちをしたんです」

「誰もがこのことを口にしていますが、それでいいのでしょうか? 命について考え始め、『なんてことだ』って思うんです。今、私はウクライナ戦争にとても影響を受けていますから。私は(元プロボクサーの)クリチコ兄弟と友達なんです。キーウに行って市長にも会いました。たった今、何百もの赤ちゃんが吹き飛ばされているのに、人々はこのことに心を煩わせているなんて。私は『もう十分』だと感じます。劇的なことが起こりましたが、私たちは優先順位を正すべきだと思います」と語った。

アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは先日、ウィルに対し、授賞式を含む全てのイベントへの出席を今後10年間にわたり禁止とする処分を発表していた。