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聖なる夜のプレイリスト──歌い継がれる名曲カバーから、新たなアンセムまで。

ホリデーシーズンが近づくと、ビッグアーティストたちによるクリスマス・アルバムのリリースラッシュが止まらない。誰もが知ってる名曲カバーや新たな定番になりうるオリジナル曲など、クリスマスソングだけを詰め込んだ名盤から、しっとりとしたジャズやR&Bナンバー、底抜けに明るいパーティーチューンまで、聖なる夜を彩る5曲を厳選。
1.「Christmas Calling (Jolly Jones)」/ノラ・ジョーンズ
Jazzyな歌声が聖なる夜を優しく包み込む、初のクリスマスアルバムから。

今年リリースされたクリスマス・アルバムの中でも最も注目したいのがノラ・ジョーンズ(Norah Jones)だ。10月にリリースされた『I Dream Of Christmas』は、20周年を迎えるキャリアで初となるクリスマスソング集。誰もが一度は聴いたことのあるスタンダードナンバーのカバーやホリデーシーズンをテーマとしたオリジナル楽曲が収録されている。

「Christmas Calling」は、HappyやCheerfulと同類の意味を持つ“Jolly”という言葉を用いて“ジョリー・ジョーンズ”ともじったユニークな歌詞が含まれており、ノラ・ジョーンズらしいひねりの利いたアレンジが盛り込まれている。スモーキーで優しい歌声に包まれたホーリーナイトを過ごして。

2. 「Hey Sis, It's Christmas (feat. Markaholic)」/ル・ポール
最高にハッピーなパーティーチューンでゴージャスな気分に!

とびっきりハッピーな気分を味わいたい夜には、ドラァグクイーン界のカリスマとして、俳優、シンガーなど幅広く活躍しているル・ポールRuPaul)の「Hey Sis, It's Christmas」を聴こう。2018年にリリースされたクリスマス・アルバム『Christmas Party』に収録されており、自身が主催するドラァグクイーンの勝ち抜きコンテストを追うリアリティー番組「ドラァグ・レース」で披露されたことから話題となった。

オープニングから“Hey Sis,It's Christmas!!”と、弾けるように繰り返されるラップで一気にヒートアップ。おうちクリスマスでも気分上々になれる最高のパーティーチューンだ。

3. 「Snowman」/Sia
歌もパーティーもオリジナルなクリスマスを味わいたいなら。

素顔を明かさないことでも有名なミステリアスシンガー、シーアSia)が今年11月にリリースしたクリスマス・アルバム『Everyday is Christmas』。これまでにクリスマスのためだけに制作してきたオリジナル楽曲だけをコンパイルした渾身の1枚で、アップテンポからバラードまでバランスよく織り込まれている。

2017年にリリースされたシングル「Snowman」は、メランコリックなピアノの旋律にハスキーでエキゾチックな歌声が心地良く溶け込んでいく。スノーマンに優しく語りかけるちょっぴり切ない愛の歌に包まれながら特別な夜を過ごして。

4. 「The Christmas Song」/Ne-Yo
キング・オブ・R&Bが贈る、名曲中の名曲カバー。

2019年に初となるクリスマス・アルバム『Another Kind Of Christmas』をリリースして話題を呼んだニーヨNe-Yo)。そのなかで、1944年にメル・トーメとボブ・ウェルズが共同制作し、ナット・キング・コールやフランク・シナトラといったビッグスターたちが歌っていることでも有名な名曲中の名曲「The Christmas Song」をR&Bアレンジでカバーしている。

フィンガースナップの軽快なリズムとともに、ニーヨのセクシーで美しい歌声が混じり合う極上のクリスマスソングは、聖なる夜にロマンチックな気分に浸れるとびきりスウィートなナンバーだ。

5. 「Have Yourself a Merry Little Christmas」/ジョン・レジェンド
ジャズバージョンの独自アレンジと美しいハーモニーに酔いしれて。

2018年に史上13人目となるEGOT(エミー賞グラミー賞アカデミー賞トニー賞のすべてを受賞)を史上最年少かつ黒人として初めて達成するという偉業を成し遂げたジョン・レジェンドJohn Legend)は、「Have Yourself a Merry Little Christmas」をカバー。ジュディ・ガーランドの名曲であり、フランク・シナトラをはじめとする多くのアーティストに歌われてきたこの曲は、2018年にリリースされたクリスマス・アルバム『A Legendary Christmas』に収録されている。

深みのあるボーカルに、エスペランサ・スポルディングの透明感溢れるソプラノボイスが優しいハーモニーを生む、極上のジャズバージョンだ。一層美しく、心温まるスタンダードナンバーに生まれ変わらせた。

Text: Kana Miyazawa Editor: Saori Asaka