アジアの写真文化を発展させることを掲げるプロジェクト「T3(ティースリー)」。これまでもさまざまなアーティストを招聘し、アジアにおけるアートフォトのハブとなることを目指してきた。2024年は、6度目を迎える写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」が、東京・八重洲、日本橋、京橋エリアにて開催されているほか、東京ミッドタウン八重洲にて初めて、展示販売を行うフェア「T3 PHOTO ASIA」が実施される。
今回の「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は、「New Japanese Photography: 50 years on」がテーマ。50年前にニューヨーク近代美術館(MoMA)で行われた15人の日本人写真家たちによる「New Japanese Photography」展に、時を超えて呼応する企画となる。そこでは、当時展示に参加した写真家全員が男性で構成されていたことに注目し、欠けていたフェミニズムの視点やジェンダー平等の在り方についても思考を巡らせる。
さらに秋山亮二や森山大道など、当時MoMAで紹介された15人の写真家の作品のなかから、サンフランシスコMoMAの名誉キュレーター サンドラ・フィリップスがセレクト。大麻布に印刷するなど、日本の工藝との組み合わせも楽しめる。
また、「T3 PHOTO ASIA」ではアジアにおけるアートフォトマーケットを創出するため、日本そして韓国を中心に、国内外で活躍する14のギャラリーが一堂に会し、厳選した作品を展示・販売。日本の戦後写真から新進気鋭の韓国人写真家の作品まで幅広く並ぶ。アジア人女性アーティストを紹介する「Discover New Asia」にも注目だ。
「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」
日程/2024年10月5日(土)〜27日(日)
開催エリア/東京・八重洲、日本橋、京橋エリアの屋内、屋外会場
入場/一部有料、一般 当日2,000円、学生 当日1,500円
「T3 PHOTO ASIA」
日程/2024年10月19日(土)〜21日(月)11:00-19:00
・21日のみ17:00まで
会場/東京ミッドタウン八重洲 4F、5F 東京都中央区八重洲2-2-1
入場/一般 前売 1,500円/当日 2,000円、学生 前売 1,000円/当日 1,500円
Text: Nanami Kobayashi
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