紹介した商品を購入すると、売上の一部が VOGUE JAPAN に還元されることがあります。
開拓者のような精神が、平野紫耀を夢へと大きく突き動かしている源泉なのだろう。新たな領域への飽くなき探究心と情熱を羅針盤に、恐れることなく挑戦を続ける覚悟が、彼だけの未来を切り拓いていく。限界のその先へ─。若きエンターテイナーの流儀に迫ってみたい。
*
──今日はルイ・ヴィトンの24年秋冬メンズ・コレクションを着こなしていただきました。実際に着用してみて感じたことをお聞かせください。
平野紫耀(以下・SH) 一番のお気に入りを決められないぐらいすべてが素敵だったのですが、特に印象的だったのは、花の刺繍が施されたカーディガンです。迫力があるのに上品さやかわいらしさもあって、素晴らしいカーディガンだなと思いました。着るだけで世界観に入り込めるので、また新しい自分を発見することができた気がします。
──平野さんは昨年香港で開催されたルイ・ヴィトンの24年プレフォールや、今年の24年秋冬のパリメンズ・コレクションにも出席されていますね。
SH ショーで見たルックをもっと近くで見てみたいとずっと思っていたので、今日はすごくうれしかったです。実際に触れて着ることができ、とても幸せな撮影でした。
着てみて初めて生地感もわかりましたし、トラックスーツにターコイズブルーのスタッズを付けるというアイデアにも驚きました。楽しい気分になるようなカジュアルなものもあればシャキッとするものもあって、まとう服によってフィーリングって変わるものなんだなということを、改めて実感する時間でしたね。
人を楽しませることが喜びに
──メンズ クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムスとの交流からも、刺激を受けたのではないかと思います。
SH 楽曲作りから服のデザインまで、ファレルのクリエイティブ力は本当にすごいですよね。長年活動してきてまだこんなに引き出しがあるなんて、ドラえもんですか? っていうぐらいポケットから何でも出てくるような表現力がある方だなと思います。きっと常日頃から、人を楽しませるためにどんなことをしようか考えていらっしゃると思うんです。いろいろなジャンルの楽曲を提供されていますし、ファッションの世界でもみんなに楽しんでほしいという思いが、会場の演出や服のディテールに表れていると感じました。とにかく、かっこいいとしか言えない方です。
──人を喜ばせたいというエンターテイナーの流儀は、平野さんの中にも息づいているものですよね。
SH まさに僕自身もそうありたいと思っているので、すごく勉強になります。ファレルは服作りに関してもかっこいいものを目指すだけではなく、着た人がどんな気持ちになるのかまで想像してデザインしているんだろうなと感じています。
──今日はコレクションのテーマであるウエスタンの世界観に合わせて、撮影しました。
SH ものすごくうれしかったです! ショー会場もウエスタンな雰囲気だったので、いつか着られる機会があるとしたら、ああいう世界観がいいなと思っていたんです。『おはようございます』ってスタジオに入ったらすぐにたくさんの藁が目に入ってきて、よしっ! って思いましたね(笑)。用意していただいた藁を見ただけで、今日はあのコレクションを着られるんだって気持ちが高まりました。藁に感謝です(笑)。
──ウエスタンスタイルから感じられる開拓精神について、共鳴すると感じるところはありますか?
SH ずっと大事にしていたいなと思います。誰もやっていないことや人と被らないことをやってみようと思っていますし、自分らしさを持ちつつもチャレンジングなことをどうやったら表現できるのか常に考えています。新しいことに挑戦するときは、ワクワクしながらもたまに迷うんですけどね(笑)。楽曲を作るときも、こっちの路線がいいな、でもこういうことが起きちゃったらどうしよう、こんなチャレンジをしたらどんなふうに進んでいくんだろう……って、頭の中でいろんな妄想を繰り広げているんです。でも迷うことも楽しいなと、すごく感じています。
──未来の自分の理想像に向けて挑戦を続けていくというイメージなのでしょうか。
SH 僕の中には、そういう考え方がないんですよね。10年後、20年後にこういう人になっていたいという目標に向かって進んでいくというよりも、自分らしくベストを尽くして満足できることを続けていった結果、見えてくるものがあるのかな、って。でもたぶん、20年後も同じことを言っていると思います(笑)。
─今、平野さんが思う“自分らしさ”についても教えてください。
SH どんなときも正直に、感謝を忘れないところですかね。正直に何かを伝えるときって、強い意志を持っている人だと受け止められることもあれば、わがままだと思われることもあると思うんです。でも緊張感や感謝の気持ちも大切にしながら、自分の意志を曲げずに生きていきたい。嘘をついてもすぐに顔に出てバレてしまうと思うので、正直に生きるしかないんですけどね(笑)。
27歳のヒーロー像とは?
──自分らしく挑戦を続ける平野さんは、新しい時代のヒーロー像を体現している存在だと思います。ご自身にとってのヒーローとは、どのような人ですか?
SH 僕より年齢が上の人たちは、みんなヒーローだと思っています。自分が40歳、50歳になったときにどんなふうに生きているのか考えると、まだ想像がつかないんですよね。前から話していることなのですが、僕はひとりで役所に行くのも渋ってしまうような人間なので、どこの窓口に行ってどんな手続きをすればいいのかがわかっていて、ひとりでできている大人の人たちは、みんなヒーローだと思っています(笑)。
──当たり前のことをちゃんとしながら生活をしている人たちに対するリスペクトがあるんですね。
SH 本当にそうですね。自分が当たり前のことをちゃんとできないタイプなので(笑)、それができている人は僕にとってのヒーローです。そういうことを脇に置いていたら絶対にダメだなという気持ちがあるんですよ。アルバイトをしたことも会社に勤めたこともないので、まだ社会人になりきれていない気がします。
──ストレス発散法はありますか?
SH 趣味や好きなこと、楽しいと感じることがたくさんあるので、自然とストレスを発散しているのかもしれないですね。バイクや車もずっと好きだし、植物にもハマっているし……、この前、新しいルイ・ヴィトンの靴を買って幸せな気分なので、長く愛していこうと思っています。
──アーティストとしては夢のどの地点に立っていると思いますか?
SH まだ全然、下の方じゃないですか!? 地下8階ぐらいだと思います。何をどうしていけば上がっていけるのかはっきりとしたことはわからないのですが、ファンの人たちといろんな道を歩みながら、徐々に上がって行けたら。エレベーターではなく階段で一歩一歩と思っています。
仲間と向かう世界への旅
──コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル2024でのライブ披露は、大きな一歩になったのでは?
SH 本当に楽しかったです。あとはすごく乾燥していました(笑)。コーチェラをきっかけに僕らの楽曲を気に入ってくれた人も増えたみたいで、実際にアメリカのiTunes総合チャートでもトップ10に入ったりして。素敵な一歩を踏み出せた感覚はありましたね。でももちろん、まだまだやらなきゃいけないことがあるなとも思いました。
──帰国後にTOBEの公式LINEで「俺らの事を知らない場で歌うのもメラメラしてきて新しい楽しさを見つけたけど、アットホームな場所のありがたみも同時にめちゃくちゃ感じた」と書かれていました。
SH 恥ずかしいんですけど……、本当にそう思いましたね。僕たちはいつも温かさを感じるアットホームな場所で活動させてもらっているんだな、と。ステージに立って僕らのことを知らない人たちの視線を浴びて、すごく不思議な感覚になったんです。ステージに一歩足を踏み入れた瞬間、ファンの人たちに感謝しました。改めて、応援してくれるってものすごいことだし、ありがたいことだなと実感した経験でしたね。書いた通り、もっとメラメラもしなきゃいけないなって思っています。
──メンバーの神宮寺勇太さん、岸優太さんと一緒に世界を旅することも増えそうですね。
SH ルイ・ヴィトンは旅のブランドだなというイメージを持っているのですが、ご一緒させていただくようになったのが自分たちの分岐点でもあった時期なので、旅って何だろう? って見直すためのいいきっかけにもなりました。どんな旅にもワクワクすることもあればハプニングもあると思うのですが、今は人生の旅の途中なんだなと思いながら、お仕事ができています。
──同じ志を持った心強い仲間であるおふたりは、平野さんにとってどのような存在ですか?
SH 家族よりも一緒にいるので、僕もよくわからないです(笑)。でもお互いに高め合える存在ですし、いてくれないと困る人たちですね。いろんな挑戦をしていこうって誓い合った仲間でもあるので、メンバーを驚かせながら、ファンの人たちや僕らの音楽を聴いてくれる人たちも驚かせていきたい。音楽作りに関しては時間をかけて、いい意味でわがままになりながら、もっと素敵なグループになっていきたいと思っています。
Photos: Kizen Styling: Katsuhiro Yokota Hair and Makeup: Kazuomi at Lotus Prop Styling: Yusuke Ishii Interview: Mika Hosoya Editors: Gen Arai, Yui Sugiyama
問い合わせ先/ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854
www.louisvuitton.com
*ルイ・ヴィトンの2024秋冬メンズ・コレクションは7月4日&8月8日発売予定
*平野紫耀さんが、ターコイズブルーのスタッズ装飾がついたジャケットを着用した本デジタル限定版のカバーは、WEB/SNSのみの表紙となります。(こちらの画像はプリント版の誌面の掲載カットでもあります)7月1日(月)に販売される電子雑誌版の表紙はこのデジタルカバーではなく、プリント版と同じベージュジャケットを着用した平野さんの画像になります。