約5年ぶり、7枚目のスタジオ・アルバム『MAYHEM(メイヘム)』を3月7日にリリースするレディー・ガガ。同アルバムに収録された楽曲「Blade of Grass」は、婚約者マイケル・ポランスキーとのロマンスがインスピレーションになったそうだ。「最近はよりヘルシーになった」という彼女は、Apple Musicのゼイン・ロウのインタビューでこう語る。
「ソングライターとして、曲のインスピレーションとなる人生が必要です。プロモーションだけの人生だったらプロモーションの曲しか書けないし、マイケルが、どんなプロポーズが良いかと聞いてくれたような、特別な瞬間について歌うことはできません。私たちは裏庭にいて、『草の葉(Blade of Grass)を切り取って指に巻きつけてほしい』と言いました。それが『Blade of Grass』になったのです。彼の表情や庭の草、庭の真ん中に生えている長い草を使ってほしいと思ったのが、心に残っていたからです」と続ける。
ガガは、実業家であるマイケル・ポランスキーと2019年に母親の紹介で知り合い、交際をスタート。約5年の交際を経て2024年に婚約した。『MAYHEM』の製作に関わり、第一弾シングル「Disease」では作詞家としてクレジットされているマイケルについて、ガガはこう語る。
「私の家と呼べるものは、ずっとステージだけでした。すごく孤独だったけれど、愛してくれる人や私を熟知している人をステージに連れて行くのはとても楽しかった。ステージパフォーマンスや楽曲、服装以外で、自分が誰かにとって大切な存在だと思えることほど、心を揺さぶられることはないと思います。彼は氷入りのデカフェダブルエスプレッソが好きだから、淹れてあげるとすごく喜ぶ。そうした事が私の一部になっています」
その一方で、アーティストであることが彼女にとって一番の喜びであるから、その部分を大切にしていこうと言ってくれたのも婚約者だそう。「自分であるだけで、誰かの大切な存在でいられるのは、大きな意味がある。私が無事なら、彼はそれで十分だと言ってくれる。彼は私の真の友人です」
Text: Tae Terai
READ MORE