マライア・キャリー / Mariah Carey
1970年3月27日、アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランド生まれの歌手、女優マライア・キャリー(Mariah Carey)。父親はアフリカ系ベネズエラ人とアフリカン・アメリカンのミックス、母がアイルランド系アメリカ人。幼少期の人種差別はマライアのトラウマとなる。 マライア・キャリーは、幼少より歌手を志し高校卒業後、単身ニューヨークへ渡り、歌手ブレンダ・K.スターのバックコーラスの仕事を得たことをきっかけに、1990年、『Vision of Love』でデビュー。これは、バックコーラスを務めたブレンダ・K・スターが、現ソニー・ミュージックエンタテイメントのトミー・モトーラ社長へデモテープを渡したことで実現した。 7オクターブの音域を持つ歌姫のキャッチコピーで売り出されて以来30年以上、第一線で活躍している。 実際のマライアの音域は5オクターブであるという。5オクターブの音域といっても、女性では不可能に近い男性並の低音域と、ホイッスルボイスと呼ばれるハープなどの最高音に匹敵する超高音域までを自由自在に操れる表現力を持つ。 1993年のアルバム『Music Box』、1995年『Daydream』は世界各国で大ヒットとなる。特に1997年に発表したアルバム『Butterfly』に収録されたファースト・シングルの『Honey』は当時の音楽界に衝撃を走らせ、アメリカでのメインストリームがR&Bとなったことに大きな影響を与えた。この『Butterfly』は、過度に干渉を受けた当時の夫トミー・モトーラとの離婚の決意を羽ばたきで表現したと言われている。 キャリアの中で全米ナンバー1シングルの累計は18曲にのぼり、その記録は女性アーティストとしては1位で、20曲のビートルズに次ぐ歴代2位の座に輝いている。1998年、ホイットニー・ヒューストンとのデュエット曲『When You Believe』を発表。2005年、アルバム『The Emancipation Of Mimi』を発表し、同年の全米年間セールスNo.1を獲得。 1999年のアルバム『Rainbow』を最後にソニー・ミュージック傘下のコロンビア・レコードから、EMI傘下のヴァージン・レコードに移籍。自身の抱えたストレスもあり、またアルバムの発売日がアメリカ同時多発テロ事件と重なったりと、マライアにとっては低迷期であった。 2002年、ユニバーサルミュージック傘下のアイランド・デフ・ジャム・ミュージック・グループ(sland/Def Jam Music Group)と契約を結び、アルバム『Charmbracelet』をリリース。 大晦日に全米で生放送される番組『Dick Clark’s New Year's Rockin' Eve 2006』ではタイムズ・スクエアからパフォーマンスを披露。一人のアーティストが、ニューヨークの象徴であるタイムズ・スクエアで、約100万人の観客を前にライブを行うというのは、34年間の番組史上初のことだった。 2008年、映画『Tennessee』で女優業に復帰。主演を務め、劇中でカントリーソングを披露している。2009年公開の映画『プレシャス』ではソーシャル・ワーカーを演じた。2011年にはトニー・ベネット、ジャスティン・ビーバー、ジョン・レジェンドなど、男性アーティストとのデュエット曲を続けて発表。2013年、映画『大統領の執事の涙』に出演。2015年、テレビ映画『A Christmas Melody』で監督デビューした。 2012年、ネイルケア業界をリードするOPI Products Inc.とのコラボレーションを発表。ネイルを大切なアクセサリーとして捉えているというマライアの感性が表現されたグラマラスな7色で2013年に発売された。特に、砂のようなマットな仕上がりが美しい業界初「リキッド サンド™ ネイルラッカー」が注目された。 2013年1月から5月に放送された米オーディション番組『アメリカン・アイドル』において、ニッキー・ミナージュらと共に審査員を務めた。 2015年には、アイランド・デフ・ジャムから、ソニー・ミュージック傘下のエピック・レコードへ移籍。 また、女優としての受賞を含め、グラミー賞、American Music Awards、Billboard Music Awards、などの音楽4大音楽賞を含め数々の受賞歴がある。2000年のWorld Music Awardsで、最も多くのレコードを売った女性アーティストとして表彰された。World Music Awardsでの受賞回数はアーティスト最多の17回。 プライベートでは1993年にトミー・モトーラと結婚するも1998年に離婚。2008年に、ミュージックビデオの撮影を通して知り合った、俳優兼ラッパーのニック・キャノンと交際し結婚。2011年に男女の双子を出産し、おしどり夫婦として知られたが、2015年1月に離婚を申請した。 2016年1月、オーストラリア人実業家ジェームス・パッカ―との婚約が報道されたが、同年10月には破局。 1995年には、恵まれない子どものためにキャンプ・マライアを立ち上げる。 多くの時間と金額を慈善事業に費やし、チャリティライブなどにも積極的に参加している。 ★マライア・キャリーに関連する注目記事: ・マライア・キャリー、撮影現場での傲慢な態度に非難轟々! ・マライア・キャリー、自分に扮する仮装パーティーを主催。 ・マライア・キャリー、姉に助けを懇願される。 ・マライア・キャリー、自身のリアリティ番組がいよいよ始動へ。 ★マライア・キャリーに関連するキーワード: ニック・キャノン / ジャスティン・ビーバー / ジョン・レジェンド ★マライア・キャリーに関連する他のサイト: ・Instagramでマライア・キャリーの情報を見る