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パレスホテル東京 / Palace Hotel Tokyo

パレスホテル東京が立つそこは、静かな時を刻む場所。非日常を感じるロケーションと、日々躍動し続ける東京の街を思いのままに行き来することのできる交通の良い場所でもある。東京の中心ともいえる皇居前に位置したパレスホテル東京は、大手町駅から地下通路直結、JR東京駅から徒歩で10分の千代田区丸の内1-1に場所を構える。パレスホテル東京の始まりは、国が運営する特別なゲストだけが訪れることができる宿泊施設だった。その後に当時の最新設備を整え、新しいタイプのホテルとして1961年当時の新時代にふさわしい装いに改めながら生まれ変わったのが、現在のパレスホテル東京だ。石造りの重厚な外観が印象的で、街並みに調和する落ち着いた雰囲気が、長いホテルの歴史を表している。さらに今回のパレスホテル東京がリニューアルに伴い、求めたのは「最上質の日本」。落ち着いた雰囲気と長い歴史の中で培ったおもてなしの心を生かしながら、品格に満ちているホテルを作り出すこと。このコンセプトをデザインしたのはGAデザイン・インターナショナル代表のテリー・マクギニティー氏。彼は、現在イギリスおよびヨーロッパ全域において活躍しているインテリアデザイナー。世界中のラグジュアリーホテルのデザインを広く手掛けている。改装にともないサービスを高品質なものにするなど、ラグジュアリー路線へ変更したパレスホテル東京。客室数はあえて減らし全290室となった。その代り一部屋をデラックスルームで45㎡以上とし、訪れたゲストが広々とした空間に満足し心からくつろげるように配慮した。客室のデザインは、階下に広がる水と緑、自然光のコントラストに調和するように、各部屋をラグジュアリーにコーディネイトしている。客室からは水や緑の多い茂った最高のロケーションが特徴的な和田倉噴水公園側と、丸の内のアクティブな街並みを楽しめる内堀通り側の景色が用意されており、大きな窓からそれぞれの景色を堪能することができる。この景色は、夜に美しい夜景に変わり、通りを走る車のライトさえも幻想的な雰囲気を演出する。また、客室からバルコニーに出ることも可能で、ウッドテーブルとチェアとクッションが用意されている。目の前に広がる自然を感じながら、ゲストが思いのままにこの空間でリラックスした時間を過ごすことができる。また、パレスホテル東京内には700点以上にもなるアート作品が飾られ、客室内でもゲストの目を楽しませている。テリー・マクギニティー氏がデザインしたパレスホテル東京のラグジュアリーな空間は、2017年に「フォーブス・トラベルガイド」の「ホテル部門」にて、2年連続で最高評価を得た。この快挙によって、日系のホテルで初めての5つ星を獲得となる。パレスホテル東京には、クラブルームとスイートルームに宿泊されたゲストに向けて、格別のサービスが提供できるようにクラブラウンジを19階に備える。時間帯によって提供されるメニューが異なり、ソフトドリンクやアルコールも同時に楽しめる。また、クラブルームとスイートルームに宿泊した場合の朝食もこちらで提供されている。ゲストは東京の朝の始まりを、ゆっくりと景色を眺めながら過ごすことができ、まさに極上のラグジュアリーである。この他にもパレスホテル東京では、滞在中のゲストに格別な深い癒しのリラクゼーションを提供する。フランス中のセレブが訪れている、フランスはレマン湖のほとりにあるエビアン リゾートのスパ。このスパが日本に初めて上陸しエビアン スパ 東京となってオープンしたのがパレスホテル東京の5階フロアである。エビアン スパ 東京では、水を通じて導かれる健康をテーマに、温浴施設と上質なトリートメントによる心身のリフレッシュとリラクゼーションを目的にした施術が受けられる。「エビアンジャーニー」とよばれる、自然のフィルターを潜り抜けてできた奇跡の水を使用して、人が本来持っているエネルギーを引き出せるよう促す。そして、同フロアのプールやフィットネスルームと合わせ、健康で活き活きとしたライフスタイルには欠かす事のできないウェルネスタイムを贅沢に楽しめる。 パレスホテル東京の改装にともない、ダイニング施設も一部入れ替わり、現在は10のレストランとバーを構える。中でも、パレスホテル東京1階にあるメインバー、ロイヤル バーは格別だ。ザパレスラウンジの裏側にひっそりと存在する看板と壁に同化した入り口。ここは、Mr.マティーニと呼ばれた初代バーテンダーの設計による、旧パレスホテル時代のカウンターを忠実に受け継いだ新店舗。カウンターとテーブル席は全部で25席。小さい空間に再構された重厚感あるロイヤルバーの雰囲気は落ち着いた大人の空間そのもの。全面のガラス張りになっているバックバー冷蔵庫もゲストの目を楽しませる。伝説の極上マティーニを大人の空間で味わうことができる。ほかにも、6階にある天麩羅 巽では6人のみのゲストを、調理場を囲った大きな一続きのカウンター席でもてなす。カウンター席であるのに、たった6人という特別感と個室感を併せ持つ特徴的な空間だ。中央の調理場にあるのは、龍が舞う姿をデザインして施された鋳造プレート。創業100年以上となる富山県高岡市「能作」が手掛けた青銅製の鋳造プレートを設置。ゲストは料理人との会話や美しい空間を楽しみながら、旬の食材を天麩羅にして味わうことができる。天麩羅 巽では、芸術作品のように繊細に仕上げた天麩羅にかける塩にもこだわっている。5色の色に分けられた5種類の塩には、桜、韃靼そば、抹茶、藻、美ら海がある。この中から、ゲストは好みの塩を選ぶことで、より一層天麩羅の旨みを引き立たせる。もちろん料理人のおすすめの食べ方を参考にすることも可能だ。そして、天麩羅に合う日本酒やワインを日本料理を専門とするソムリエが用意。小さい空間の中で、思いのままに天麩羅を楽しめる贅沢な空間である。このようにパレスホテル東京では、まだまだ魅力的な食事を用意するダイニング施設が充実。フランス料理、鉄板焼き、寿司、中国料理など、ゲストは心ゆくまで思う存分楽しむことができる。 ■パレスホテル東京公式サイト: http://www.palacehoteltokyo.com/ ■所在地: 東京都千代田区丸の内1-1-1