同性婚 / Same-sex marriage
同性婚とは、法律上の性別が同じふたりが結婚すること。1989年、世界で初めて、異性婚とほとんど同じ権利が同性カップルに認められる「登録パートナーシップ法」が作られ、結婚はできないものの同性同士の関係が法的に保障されるようになった。 2001年にはオランダで、2019年にはアジアで初めて台湾で同性婚が実現し、現在29の国と地域で同性婚が認められている。日本では、2015年の渋谷区と世田谷区を皮切りに現在60を超える自治体で「パートナーシップ制度」が制定されているが、これは法律が認める結婚とは異なるもので、同性婚は未だ認められていない。 婚姻関係が結べないことでパートナーが産んだ子供の親権者になれなかったり、外国人パートナーの在日資格が得られなかったり、法律上の家族でないことが理由に不都合が生じる場面がある。2019年2月には国が同性婚を認めないのは、婚姻の自由を保障する憲法24条、法の下の平等を保障する憲法14条に違反しているとして、札幌、東京、名古屋、大阪で、同性カップルが一斉提訴を行なった。