第82回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が2025年1月5日(現地時間)に開催され、テレビ部門ドラマシリーズで「SHOGUN 将軍」が作品賞を含む4冠を制した。徳川家康にインスパイアされた武将・吉井虎永を演じた真田広之は男優賞を日本人で初めて受賞した。さらに虎永の元で戦乱の世を強く生き抜いた鞠子役のアンナ・サワイは女優賞、野心家の樫木藪重役の浅野忠信は助演男優賞に輝き、史上最多となる3人の日本人が受賞する快挙を達成。
本作でプロデューサーも務める真田は、「素敵な候補者の皆さんとこの場にいることができ、大変うれしく思います。『SHOGUN 将軍』の素晴らしい旅路をともにしてくれたFX、ディズニー、キャストやスタッフの方々に心よりお礼を申し上げます。そして、私の人生に関わってくださった皆さんにも感謝を伝えたいです。あなた方が私をここに導いてくれました。世界中の若手俳優やクリエイターの皆さん、どうか自分らしくいてください。自分を信じ、決して諦めないでほしい。幸運を祈っています」とスピーチ。
一方、サワイは「感謝したい人はたくさんいますが、手短に話します。投票してくださった皆さん、ありがとうございます。私ならどんな時でも(同部門にノミネートされていた)キャシー・ベイツに投票しただろうけれど。素晴らしい脚本家にも感謝します。良い脚本なしに最高の演技を引き出すことは不可能です。後ほどお礼を伝えます」と笑顔で語った。
また、助演男優賞を獲得した浅野は、ステージでトロフィーを受け取ると興奮気味に感謝を述べた。「おそらく皆さんは私のことを知らないでしょうから、私は日本の俳優です。浅野忠信と申します。今、映画の撮影中なので東京に今夜戻り、明朝から撮影を再開するんですが、これは最高のプレゼントとなりました。『SHOGUN 将軍』チームの皆さん、ありがとうございました」