ジャック・オーディアール監督作『エミリア・ぺレス』で、第97回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたカルラ・ソフィア・ガスコンが授賞式に出席した。数週間ぶりの公の場への登場となる。なお、レッドカーペットは欠席している。
トランスジェンダーを公表している俳優として、初めて本部門にノミネートされるという快挙を果たしたガスコン。一方で、過去にX(旧:Twitter)に投稿した人種差別やイスラム嫌悪、本作で共演したセレーナ・ゴメスへのアンチ発言が明らかになると大きな物議を醸し、共演者や監督からも批判の声が上がった。その後、ガスコンはソーシャルメディア上で謝罪し、公の場から姿を消していた。
『エミリア・ペレス』は主演女優賞のほか作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞、国際長編映画賞など最多12部門13ノミネートを獲得。本授賞式の冒頭では、司会を務めるコナン・オブライアンがガスコンの出席にジョークを交えて言及し、会場の視線を集めた。
Text: Nanami Kobayashi
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